【No.】 92
【ストレッサー】 ミスしても謝らない人
【内容】 ミスをしても知らん顔したり、悪いことをしているのに理解できない人がいてイライラしてしまう
【分類】 B 人間関係
【効果】 ★★★
【対処法】 その人はプライドが高くて自己中心的な人だと理解して、できるだけ関わらないようにする
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】 ミスをして謝った方がよい局面なのに、知らん顔をして絶対に謝らない人がいます。謝らない人と一緒に過ごしていくのは辛いものがあります。謝らないことが続くと、こちらはイライラした気持ちになり、まいってしまいます。
しかし、謝るか謝らないかは、個人の自由という考え方もあり、謝罪を本人に無理強いすると、逆恨みされる可能性もあり、周囲からはハラスメントのように見えてしまったら得策ではありません。たとえ、形式上謝ってもらっても、心のこもっていない謝罪ならば全く意味がありません。
謝らない人を反面教師にして、謝らない理由を考察してそれぞれの対処法を考えてみるのもいいかもしれません。
理由①プライドが高すぎて間違いを認めると負けだと思っており、謝りたくないという気持ちが強い
対処法👉少し観察して様子をみて、どうしても謝らない人だったら放置して距離を置くとか、あるいは、責任を伴う仕事を任せないようにしてトラブルを未然に防ぐ
理由②自分で過ちを認めることが怖くて責任を負いたくない
対処法👉ひとりで謝ることに不安を感じているのだったら、全責任を負う必要はないことを伝えていっしょに謝ってあげる
理由③頭の中で状況整理ができておらず、謝る場面であることに気づいていない
対処法👉きちんと謝らないと大変なことになることを、本人に寄り添った姿勢で教えてあげる
理由④自己中心的な性格で、自分ではなく他人が悪いと思っているので、自分が謝る必要がないと理解している
対処法👉本人が悪いことを丁寧に説明して謝罪することを促す
理由⑤本人が濡れ衣を着せられていて謝る当事者ではない
対処法👉いろいろと言い分を聞いたうえで、本来は謝る必要ではない人だと気づいてあげる
こうして書いていて気づいたのですが、小生の父親も他人に謝罪した場面を一度も見たことがありませんでした。今となっては定かではありませんが、①、③、④の理由だったのではないかと思います。ただ、実際に父と会話をしていて、「自分の誤りやミスに気づいていないのかな?」と何度も疑ったことがあり、もしかしたら③だった可能性もあるのかなと考えています。
【余談】 小生の父が他人に「ありがとうございます。」と感謝しているのを聞いたことがありません。さらに、自分の妻と子どもたちに愛情のひとかけらもなかったような気がします。結局、父とは別々の人生を歩みましたが、常に父を反面教師にして生きてきたような気がします。