ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.153 ストレス対処法 前代未聞の電車誤進入

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No.】 153

【ストレッサー】 前代未聞の電車誤進入

【内容】    東海道線の運転士が信号を見誤って貨物線に入ってしまい、乗客が30キロも離れた駅で降ろされたと聞き驚く

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★

【対処法】  運転士個人の責任にしないで、再発防止策をシステム的に対応してもらいたいと願うばかりである

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】 小学生の時に、赤信号からある程度手前の位置に列車がさしかかった時、運転士が所定の確認をしないと自動的にブレーキがかかって停止させるシステム(自動列車停止装置)があるので、安心して電車に乗ることができると学んだ記憶があります。

 

 ところが、2019年9月に、京浜急行線の横浜市内の踏切で、快特電車とトラックが衝突した事故が起きてしまいました。衝突したトラックの運転手が死亡し、乗客らが重軽傷を負い、電車も先頭車両が無残にも斜めになった姿には驚きました。

 

 原因は、電車の運転士が非常停止用の信号を適切なタイミングで見ていなかったということでした。その後、運転士は業務上過失往来危険と業務上過失致死傷の容疑で書類送検という個人の責任にした報道に驚きました。非常停止用の信号と自動列車停止装置を連動化し、運転士の目視に頼ることなく、列車を自動的に停止させることが先決だろうとその時に思いました。

 

 一方、JR線の電車に乗っていると、「電車が緊急停止します」というような自動音声が入り、緊急停止をした後に車掌の車内アナウンスが入り、「ププププププ..........」という警告音がバックに流れているのが聞こえます。

 

 非常停止ボタンが押された駅から、一定の距離内で運転されているすべての列車に警報が発信されて、受信した列車は非常ブレーキで危険を回避する仕組みになっています。JRは安心できると小生の勝手な勘違いだったのかもしれませんが、そのJRで前代未聞の事故?が起こってしまいました。

 

 今週の23日午前6時半頃、鎌倉市JR東海道線大船駅付近で、乗客およそ2000人を乗せた国府津発高崎行き普通電車(15両編成)が、誤って貨物線に進入したというニュースを見ました。JR東日本によると、男性運転士が信号を見間違えたのが原因で、その後、止まる予定だった4駅(大船、戸塚、横浜、川崎)を通過し、ダイヤが乱れて上下計11本が最大28分遅れ、約1万5千人に影響が出たとのことです。

 

 大船駅の手前約1キロの東海道線と貨物線が分岐する地点で、本来は横浜方面の旅客線に進むよう指示する信号がつくはずだったのが、同方面の貨物線行きの信号が点灯していたとのことです。運転士が本来向かうはずだった方向の信号と見誤って、信号から50メートルほど進んだところで貨物線に進入したことに気づいたということでした。

 

 その後、電車を停止して指令所に連絡しましたが、通勤時間帯で列車の本数が多く、後続列車も近づいていたので戻ることができず、そのまま貨物線を進むことになったということです。

 

 電車は停車予定だった大船駅などを通過し、およそ30キロ離れた川崎市武蔵小杉駅で臨時停車しました。約600人が下りの列車に乗り換えたということでした。大船駅で下車予定だった乗客は往復60キロも無駄な移動を強いられたようです。

ふたつも信号機が並んでいると見間違えても不思議ではありません!?

 JR東日本は、運転士から当時の状況を聞くとともに、信号機の表示についても調査しているようです。運転士個人の責任にしないで、再発防止策をシステム的に対応してもらいたいと思いました。人間はミスをする生き物なので、個人の責任にしてしまうと、忘れた頃に同様の事故がまた起こる可能性があります。


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