【No.】 767
【ストレッサー】 蜘蛛が苦手で大嫌い
【内容】 子どもの頃から蜘蛛が苦手で怖かったが、実際に目の前に大きな蜘蛛が現れた時は総毛だってしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★
【対処法】 実際に蜘蛛を好きになることはないが、嫌いになった原因の出来事を特定できたことで、少しは気分が楽になる
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】子どもの頃から小生は蜘蛛が苦手で怖かったのですが、今でも変わっておりません。テレビとか写真を見る分には問題ないのですが、実際に目の前に現れた時は恐怖に陥ります。
かと言って、自宅に時々足の長さも含めて1センチぐらいの飛び跳ねる黒い蜘蛛が出現することがありますが、そのくらいの大きさならば平気です。ところが、足の長さも含めて2センチを超えるような蜘蛛を見かけると総毛立ってしまいます。
今から35年くらい前に住んでいたアパートでは、足の長さも含めて15センチはあろうかと見える大蜘蛛が突然現れた時には、恐怖のあまり眠れませんでした。また、5センチくらいの大きさの白い蜘蛛も現れたことがありました。怖かったのですが、殺虫剤を噴射したり、さらに、ゴキブリホイホイを組み立てておりました。
棒で蜘蛛を誘導して、うまくゴキブリホイホイに入った時の喜びは忘れることができません。その頃、同じアパートに住んでいた弟にも見せたら驚きながら大笑いをしていました。

小生がどうして蜘蛛を恐れているのか、そのルーツはこれだというのを思い出しました。それは小学校に入学する前の幼稚園児の夏休みのことでした。父の実家の長崎県の島原半島に行きました。吝嗇家の父がよくも小生を実家まで連れていったと思っておりましたが、今振り返ってみると、幼稚園児は運賃がタダだったのです。
父の実家は農業を営んでおり、都会の家とは違って天井が高かったのですが、大きな黒い蜘蛛が天井に20匹以上ほとんど不動の状態でぶら下がっておりました。現地の人たちは「てんこぶ」と言っておりました。天にコブのようについているからだと小生は勝手に解釈しておりました。おそらく、正式名はアシダカグモのことだと思われます。
その20匹の大蜘蛛はゴキブリなどの虫を食べてくれるらしく益虫ということでそのまま放置しているとのことでした。しかし、都会暮らしの小生にとっては、大蜘蛛の大群は恐怖でしかなかったのです。
いつ自分の頭に落ちてきて、かみつかれたらどうしようというようなことばかり考えておりました。さらに、トイレは家の中にはなく、外の小屋のようなトイレがあり、夜にトイレに行くのも怖い思いをしていました。
父の実家に住んでいる人たちは、「てんこぶ」は人を襲わないから大丈夫だと言って慰めてくれました。そして、実際には襲われなかったのですが、見た目からの恐怖が、今も蜘蛛に対するトラウマとなっているのかもしれないのかなと思っております。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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