【No.】 157
【ストレッサー】 失明の恐れがある病気かも
【内容】 将来失明をする恐れのある病気の疑いがあり、不安な日々を過ごしてしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★★
【対処法】 目の病気は治癒したが、医者に薦められたサプリメントをきちんと飲み、予防と早期発見のために定期健診を受ける
【ストレッサー型】 7 生理現象等その他
【解説】 今から10年くらい前の出来事でした。会社で受けた定期健康診断の結果で、右目に「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」の疑いがあり、要精密検査との記載がありました。目の疾病を指摘されたのは生まれて初めてのことで、その聞きなれない病名を調べてみることにしました。
加齢黄斑変性は、網膜の中心部(黄斑部)に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなるという病気です。加齢黄斑変性は欧米では成人の失明原因の第1位になっている怖い病気です。日本では、失明原因の第4位となっています。中心部はゆがんで見えますが、周辺部は正しく見えるとのことです。
初期症状として、碁盤のような格子になっているものが歪んで見えるとのことなので、早速Excelで格子状に罫線をつけてみました。両目で見ているうちは何でもないのですが、片目ずつ見てみました。左目は正常ですが、右目で見るとExcelのセルが歪んで見えるのがはっきりとわかりました。自分の目に異常が起きており、このまま放置して失明するのは怖いので、精密検査をしてもらおうと思いました。
眼科では精密検査の後、先生より加齢黄斑変性の可能性もあるけれど、別の病気の可能性もあると言われ、服薬治療で様子を見ることになりました。しばらくは服薬し続けてもなかなか効果が出ませんでした。ところが、2年くらい経ってから明らかに改善した兆候が出てきて治癒しました。小生の病気は加齢黄斑変性ではなかったようでした。
ただ、一度黄斑部の疾病をした人は、加齢黄斑変性になりやすいということを言われました。そこで、禁煙と緑黄色野菜は加齢黄斑変性の発症を抑えるということを教わりました。しかし、毎日緑黄色野菜を食べるのは大変なので、ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、亜鉛などを含んだサプリメントを薦められたので、毎日2錠ずつ服用しています。
今でも3カ月おきに眼科に通院しており、加齢黄斑変性になっていないかの検査と白内障、緑内障のチェックもしていただいております。一昨日の通院では、視力も落ちておらず今のところ、異常はないとのことでした。
通院することで、病気の予防と早期発見になっているというのは、若い頃には全く考えていなかったことに気がつきました。もう年は取りたくないと思いながらも、年を取っていくという「現実を受容」するのも「ストレス解消法」のひとつだと考えております。
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