ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.486 ストレス対処法 部長を呼び捨てにした事件

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No.】 486

【ストレッサー】 部長を呼び捨てにした事件

【内容】    仕入先社長から部長宛の電話が入り、「〇〇は外出しています」と答えたら、部長より呼び捨てにしたと言われる

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★

【対処法】  相手が顔見知りで役職つきで名前を言ってきた場合は、社内の人でも呼び捨てではなく、役職をつけて言わないといけないと思う

【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型

 

【解説】ドリアン部長が去った後の話です。国内生産の部品メーカーの営業部長から、駐在事務所を訪問したいと電話がありました。目的は駐在事務所と直接の取引をしたいということでした。商談には管理部長兼購買部長にも同席してもらいました。

 

 基本的に日本製部品は駐在事務所扱いとはならない暗黙のルールみたいなものがあり、それに反する内容だったので、小生には判断がつきませんでした。

 

 熱心なその営業部長は少し変わり者でしたが、小生が国内で働いていた時の、有名な音響メーカーの営業担当者でした。当時はスピーカーを購入しており、静岡県にある工場にいっしょに見学をさせてもらったことがありましたうな重がとても美味しかった記憶があります。

 

 新製品で使用している音響部分をコントロールする半導体部品の紹介でした。管理部長とは初対面だったので、雑談から始まり、まずは自分自身の若い頃の失敗談がふたつ語られました

 

 一つ目の失敗談は、本人が入社後3年目の頃の話でした。上司である部長と同行する海外出張があり、ビジネストリップなのでビジネスクラスの航空券の予約を取ったということでした。ところが、部長は後方のエコノミークラスに座っており、気まずい思いをしたということでした。部長とは座席の交換をせずに、帰りもビジネスクラスで帰ってきたということでした。

 

 二つ目の失敗談は、新入社員の時の話でした。電話応対の社内ビジネスマナーの講座を受け、お客様に対しては、社内の人の役職をつけずに呼び捨てでかまわないということを教わったということでした。ところが、勘違いして「〇〇、電話です!」と上司の部長に対して、社内で呼び捨てで言ってしまったということでした。

 

 その後、本件が管理部長と社長との古だぬき同士のやりとりで、そのメーカーは例外的に駐在事務所との取引が認められることになりました。管理部長を同席させた小生の作戦勝ちだったのかもしれません。そういった前例を作ることで、日本製部品でもメーカーが強く希望すれば、直接の取引が可能になりました。

 

このような日本製の集積回路の部品を買うことになりました。

 

 最近、社内で上司を呼び捨てにするテレビのCMを見て、大型新人はいつの時代にもいるものだと思わず笑ってしまいました

 

 実を言うと、小生にも電話に関するビジネスマナーでの失敗談がありました。資材調達の仕事を始めたばかりの頃、ある仕入先の社長から電話があり、小生がその電話を受け取りました。「〇〇部長いらっしゃいますか?」と言われたので、「あいにく〇〇は外出しております。」と呼び捨てで答えてしまったのでした。

 

 その後、クシャおじさん部長から「ボクのこと呼び捨てにしたんだって?と皮肉を言われてしまいました。相手が顔見知りで役職つきで言ってきた場合は、社内の人でも役職をつけて言わないといけないと身を持って体験しました。これはけっしてビジネスマナーの講座では教えてくれませんでした。

 

 あるいは、昭和の企業戦士の人たちには、平成のビジネスマナーがわかっていなかっただけなのかもしれません。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。