【No.】 487
【ストレッサー】 チラシ内容を知らない店員
【内容】 有給休暇を使って9割引のブランドベルトを買おうとしたが、店員さんが全く把握しておらず、不安になってくる
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★★★
【対処法】 幸い証拠のチラシを持っていたので、店員さんに見せてチラシの内容でブランドベルトを5本も買うことに成功する
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】駐在事務所では、福利厚生の一環として会社で日本経済新聞を取っており、日本人スタッフ間で交替で読んで、貴重な情報源になっておりました。テレビでは日本人向けの番組がほとんどなく、BS放送も映らずにNHKを見ることができませんでした。日本で大きな事件が起こると、英語のニュース番組でその様子を見ることがありました。
恐らく、新聞についていたチラシだったと思いますが、ブランドショップの日替わり目玉商品として、ⓓ社のベルトが9割引で、ぜひとも欲しいと思いました。他の日本人スタッフにチラシをもらう了解を得て、ますます欲しいという気持ちが高まっていきました。
勤務時間が終了した後に、そのショップに行って売切だとショックが大きいと思われたので、有給休暇取得を視野に検討しました。開店の10時前に並べば間違いなく買えると思い、午前半休を申請しました。管理部長にはチラシを見せながら、どうしてもⓓ社のベルトが欲しいと正直に言いました。(笑)
当日、マンションから徒歩10分ほどだったので、開店の30分前にショップに到着しておりました。誰も並ぶ人がおらず、不思議な気分になりました。日本では、開店前に行列になるのですが、その国の国民性かもしれませんが、小生以外並ぶ人がおりませんでした。
開店してすぐに、紳士もののベルト売場に一目散に行きました。ところが、日替わり商品が見当たらないので、ショップの女性店員さんに「ⓓ社の9割引のベルトはどこにありますか?」と質問をしました。残念ながら、その店員さんはキョトンとした表情で意味がわからなかったようでした。
そこで、小生はバッグからチラシを出して、店員さんにⓓ社の9割引のベルトに指をさして見せました。そして、目の前で恐らく、本部の担当者に電話をしたと思うのですが、納得したようで「こちらの商品です」と案内してくれました。
予想通りの商品で、5種類ありました。通常価格は日本円で約2万円する値札がついていましたが、「これが9割引になるのですね?」と確認をしました。
5種類をそれぞれ1本ずつ5本を店員さんに渡しました。日本円で5本で10万円もするベルトがたったの1万円になるとはラッキーだと思いました。すると、店員さんが「おひとりさま1点限りですよ!」と言ってきました。
これに対して、小生はまたチラシを出して反論しました。「おひとりさま1点限り」の商品はしっかりと記載されていましたが、ⓓ社の9割引のベルトにはその記載がなかったのでした。その点を主張したら、店員さんは渋々5本のベルトを9割引で売ってくれました。
これは海外での出来事でしたが、小生の子どもの頃は日本でも起こっておりました。お店の出しているチラシの内容を店員さんが把握しておらず、子どもだとバカにして売ってくれないことがしょっちゅうありました。
そういうことを教訓にして、必ずチラシを持参することが習慣づけされました。同様なことが起こったら、チラシを見せることで無知な店員さんに、バーゲン価格で販売してもらうことを促すことができるようになりました。
現在では、ネットでチラシを掲載しているお店が多くなりました。店舗でも山積みでチラシを置いているところもあり、チラシを持参する機会がほとんどなくなりました。今となっては遠い昔の話になってしまったようです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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