ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.499 500回特別企画③ 人生最大級の勘違いかも3

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No.】 499

【ストレッサー】 人生最大級の勘違いかも3

【内容】    蒲田のストーリーが全くなく、舞台が京都であることが確認できたが、どうして「蒲田行進曲」なのか理解できない

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★

【対処法】  ラストシーン同様、タイトルも視聴者側の解釈に任せるという、製作者側が話題性を狙ったのかもしれないと考えてみる

【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型

 

【解説】映画「蒲田行進曲」のストリー展開は蒲田とは関係なく、舞台は京都の太秦の撮影所という情報を得ました。小生は40年以上もずっと、「蒲田行進曲」は、なくなった蒲田撮影所を舞台にしていたと思っており、大きな勘違いをしていたことに気づきました

 

 そこで、映画「蒲田行進曲」をもう一度確認のために観たくなりました。劇中劇が時代劇ということもあり、地理的な舞台設定に気づかなかった部分もありますが、たとえ、舞台が蒲田ではなく京都であったとしても、作品自体の評価が変わるわけではありません。

 

 最初に観た時は、蒲田が舞台だという先入観があったので、今度観る時は、客観的な視点で観てみようと思いました。早速、いつも利用しているネットサイトで価格を調べてみました。「あの頃映画 松竹DVDコレクション 蒲田行進曲」というタイトルで、定価が税込3080円です。邦画のDVDを買うのは初めてで、意外に高いと思いました。(5月1日時点の価格)

 

 ①アマゾン 2518円 ポイント4%(実質2417円)
 ②ヨドバシドットコム 2770円 ポイント13%(実質2409円)
 ③楽天ブックス 2525円 ポイント3%以上可変(実質2449円以下)

 

 結局、楽天ブックスに期間限定ポイントを525ポイント使用して、2000円で1日の夜に注文して、3日の午後に到着しました。そして、翌日の4日正午過ぎから視聴することになりました

 

 最初から蒲田行進曲の音楽が流れて始まるので、その後の撮影所の風景が蒲田撮影所と勘違いしてしまったようです。「新選組」の撮影中の京都の映画撮影所が舞台でした。注意深く見ていると、「東映京都撮影所」の看板が何度か出てきて、やはり、舞台が京都の太秦だったのだと気がつきました。しかし、配給会社の松竹にも太秦撮影所があるのに、どうして東映なのかという疑問は残りました

 

 途中で結婚の報告に夫の実家九州の人吉に移動するシーン(実際のロケ地は京都府内)もありましたが、ほとんどのシーンは京都でした。「太秦荘」という名のアパートや「右京産婦人科」というクリニックの名前は京都を連想させるものでした。蒲田行進曲の音楽が最初と最後に流れるだけで、ストーリーの舞台が蒲田のシーンはありませんでした

 

 令和の今の視点から見ると、ハラスメントがたくさん出たり、放送禁止用語が飛び出したり、主演女優のヌードシーンがあったり、暴力沙汰の夫婦喧嘩があったりと不快なシーンもたくさんありますが、昭和はそのようなことが容認された時代だったのかなと思いました。しかし、けっして今の子どもたちには見せてはいけない場面だと思いました。

 

終盤の池田屋の階段落ちはハイライトシーンです。

 

 さて、驚きのラストシーンは賛否両論ありますが、視聴した人の解釈に任せるというスタンスだと思います。そして、ストーリー展開も蒲田のシーンは全くなく、なぜ「蒲田行進曲」というタイトルなのだろうかという素朴な疑問も出てきますが、それもラストシーン同様、視聴者の解釈に任せようということなのでしょう

 

(小説や戯曲の「蒲田行進曲」を確認すれば、答えがわかるかもしれませんが、そこまでする気力は小生にはありません。あくまでも映画の内容だけで解釈と判断をしました。)

 

 実際の映画の撮影は松竹の撮影所でなく、東映の京都撮影所で行われました。松竹が時代劇全盛期の東映京都の話を描いている作品を撮影するのは、映画界始まって以来の珍事だったそうです。こうしたねじれがあったせいで、当時は東映側と松竹側の双方で軋轢があったということを知りました

 

 映画関係者が揉めていたくらいですから、映画内容に視聴者も混乱して勘違いするのも無理もないと思った次第です。そういった話題性ということが、製作者側の意図するところで、映画賞を総なめしたことに繫がったのかもしれません。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。