ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.509 ストレス対処法 見知らぬ人と相部屋の宿泊

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No.】 509

【ストレッサー】 見知らぬ人と相部屋の宿泊

【内容】    招待旅行の宿泊ホテルが見知らぬ人と相部屋となり、何を喋っていいのか不安に思ってしまう

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★

【対処法】  相手は玩具店の店員さんで、見知らぬ人への対応が仕事の人だったので、しかも同世代でよかったと思う

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】問屋の招待旅行なので、部屋の割り当ては苦労していたようでした。同性であることはもちろんですが、年齢の近い人同士にしていたような気がします。中には1社で2名参加の会社もあり、そういうところはそのまま相部屋になっておりました。本来は、上司の部長にも招待状が届いていたのですが、部長は病み上がりだったので、小生ひとりの参加になりました。

 

 小生はカジノに負けた後、ホテルの部屋に戻りました。相部屋の若い男性のAさんもすぐに戻ってきました。彼はカジノを一通りやってきたようでしたが、さえない顔をしておりました

 

 いくら負けたかというような話はお互いにせずに、傷を舐め合うような話題は避けました。確か年齢と住んでいる場所と勤務地の話はしたと思いますが、玩具店の販売員ということと、しかも同じ年代だったので、それだけでけっこう話が盛り上がりました。

 

 招待客の中には、小生のようにバイヤーであったり、お店の販売員だったり、中高年の人では役員クラスの人がいたり、さまざまな職種だったと思いました。仕事の話はほとんどしなかったと思います。同世代の人たちとは、初対面でも芸能ネタやスポーツネタなどの雑談で時間がつぶれていきました

 

 翌日は香港への移動となりましたが、バスと高速船はAさんが隣に座って仲良く会話をしておりました。初対面なのにこんなに会話が弾むのはAさんの人柄と職業柄だと思いました。さらに、香港の観光バスでのツアーがあり、Aさんは同世代の女性販売員B子さんにも声を掛けて、小生もいっしょに会話に加わりました

 

 昼食時は、3人プラスB子さんが仲良くなった女性が3人も加わり、6人が同じテーブルで話が盛りあがりました。みんな初対面同士なのにずっと前から知り合いだったような不思議な感覚になりました。そうなることで、旅行が楽しくなったのは言うまでもありませんでした。

 

 その日の夕食も同じメンバーで、アトラクションで盛り上がりました。ビンゴ大会に参加し、小生はかすりもしなかったのですが、Aさんは金券をもらっていました。さらに、会話をするメンバーが増えておりました

 

 いよいよ最終日の午前中に、会場を借りて商談会がありました。問屋社長の挨拶があり、その後に売れ筋見込み商品の紹介がありました。小生の勤めていた会社では、テレビゲームソフトとラジコンが売れており、その問屋さんからかなりの金額を仕入れておりました。テレビゲームの人気ソフトは、売場に在庫があれば全部売れるようなモノだったので、何本集めることができるかがバイヤーの腕の見せどころでもありました

 

 2泊3日の旅行が終わって仲良くなった人たちとは、成田空港でお別れの挨拶をしました。結局、旅行限りの関係に終わりましたが、仕事に就くと、お互いにライバルの関係になるのですから、その辺はみんなわかっていたのだと思いました。

 

旅行のメンバーは玩具店の関係者たちでした。

 

 時が経ち、小生は翌年早々に量販店を退職しました。その約1年後には量販店が倒産しました。その後もしばらくは、小生が住んでいる近所の鉄道模型店に、その問屋名が書かれたトラックを見かけることがしばしばありました。ところが、それから約10年後にその問屋が倒産したという衝撃的なニュースを聞きました

 

 少子化と消費低迷の影響かもしれませんが、この楽しかった旅行を企画して実施してくれた会社がなくなり、語り合う人たちが消えてしまったのは残念でなりません。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。