【No.】 508
【ストレッサー】 マカオでカジノ初体験!!
【内容】 日本にはカジノがないので、マカオで生まれて初めてカジノをすることになり、勝ちたいけど負けそうな気がする
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★★
【対処法】 1日の限度額を決めて、その範囲内で楽しむようにして、けっして予算オーバーしないように強い決心で臨む
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】量販店で子供向け商品のバイヤーをしていた頃の話です。春頃に仕入問屋から海外旅行の招待があり、小生が参加することになりました。香港&マカオの2泊3日の旅行でした。
子供向けの玩具はクリスマスが大きな商戦になり、そのための商談は夏には終了するとのことで、目ぼしい売れ筋商品の紹介も兼ねて親睦を深めたいという趣旨だったようでした。テレビゲームソフトとラジコンが非常によく売れていたので、小生の方も品数確保のために問屋の社長と役員たちとコミュニケーションを取っておくいいチャンスだと思いました。
初日には、機内食が出て香港に到着すると、ターボジェット高速船に乗ってマカオに向かいました。総勢で80人くらいの団体旅行でした。1時間ぐらい乗っておりましたが、途中で海水の色がきれいなマリンブルーから濁った茶色に変化したのは印象に残っております。また、暇だったので船内もいろいろ見ていたら、ジェットエンジンのメーカーがロールスロイス社製と知りました。
マカオに着くと、大型バス2台に分かれて聖ポール天主堂跡など何か所か観光地巡りがありました。その中でもドッグレースを見たのは覚えています。ホテルに到着してから夕食前の時間は暇だったので、ホテル周辺をひとりで散策しました。ホテルの地下がカジノになっており、周辺には質屋のような店がたくさんありました。
各店舗とも質流れと思われるロレックスなどの中古高級腕時計を大量に展示販売しておりました。ギャンブル熱が治まらず、高級腕時計を質に入れて金を借り、さらに、カジノで負けて質に入れた腕時計を失ったお客が、いかに多いかということを物語っているのかなと勝手に想像していました。
夕食後はホテルの地下にあるカジノのフロアーを覗きました。ルーレットやポーカーの様子を近くで見物しておりました。ポーカーなどトランプを使用したギャンブルは、昔の洋画でよく観たイカサマシーンを思い出してしまうので、参加する気はありませんでした。
小生にとって気軽にできそうなのは、スロットマシンぐらいしかありませんでした。観光バスのガイドの女性が、1週間前にスロットで、日本円換算で1億円を出した人がいたという話がありました。頭の片隅にそのことがちらついておりましたが、スロットマシンはひとりで楽しめて気軽にできるので試してみました。
一応、競馬も含めてギャンブルをする時は、1日5000円と上限の金額を決めておりました。5000円分を両替して現地の通貨だったと思いますが、垢がたくさんついており、手が次第に汚れていきました。やはり、幸運の女神はついていなかったようで、あっという間に5000円が消えていきました。
やはり、ギャンブルをする時は予算額をあらかじめ決めておいて、その予算内でギャンブルを楽しむという考え方は重要だと思いました。勝ち続けてヒートアップしてしまう気持ちは理解できますが、さらに儲けようとして追加でお金を使わないということを厳守しておりました。
そして、一番儲かるのは常に胴元であることは忘れないようにしております。また、自分がギャンブルで大儲けしたとしても、その裏ではお金を失って泣いている人がたくさんいると思うようにすると、ギャンブルに対する熱もほどほどになるような気がします。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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