ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.500 500回特別企画④ 跡形もない元勤務先の本社

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No.】 500

【ストレッサー】 跡形もない元勤務先の本社

【内容】    永遠にこの地にあると思った元勤務先本社ビルがなくなり、ショックとともに新たな他社ビルを見て驚いてしまう

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★

【対処法】  過去は変えることができないと改めて認識をした上で、前向きに未来に向かって生きていこうと考えてみる

【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型

 

【解説】本日のブログが500回目の投稿になりました。これも読者の皆様の温かいご支援があったからだと感謝しております。ありがとうございました。300回の時は1週間に渡って認知行動療法ACT(アクト)の特集を書きました。

 

 今回は直前まで何も企画していなかったのですが、ゴールデンウィーク後半で急遽、行きたいとか、観たいとか、思いついたことを実行し、ストレスに感じたことや感想を、500回特別企画4部作として書くことにしました。最初の3作は、映画「蒲田行進曲」での勘違いをモチーフに書き綴り、本作が最終の4作目となります。

 

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 今までに働いてきた会社には、いろいろな思い出が詰まっております。たとえ、その会社を辞めたとしても、立っているビルを見ることがあると、働いていた頃のことを思い出し、いっしょに働いていた人たちの面々が浮かび、自分がやってきた仕事のことが走馬灯のように記憶が蘇ってきます。

 

 小生にとって3社目の約8年半も勤めていた製造メーカーは、経営不振で買収されました。その本社ビルが売却され、先ごろ築25年も経たないのに解体されて更地になり、新たに別のビルが立っているという噂を耳にしました。そこで、5日の午後に様子を見に行くことにしました。

 

 最寄り駅が地上駅から地下駅に変わっており、本社ビル跡地には、全く違う他社ビルが立っていることにショックを受けました。当時、本社に入りきれない部署が3箇所ぐらいに分散して入っていたビルも、すべてなくなっており、跡形もありませんでした

 

 その会社に在籍していた約8年半で、人事異動が3回もあり、部署4箇所の経験をしました。直属の優秀な上司たちのおかげで、社会人として一通りの知識と経験をつむことができました。一方、あまりにもいろいろな人生経験で、20年ぐらいの歳月が流れてしまったような気もしておりました。

 

 最後は、主力商品失敗で経営が悪化してしまい、従業員の1/3をリストラしなければならなくなり、大量の希望退職者の募集となりました。噂では、数千億円の不良在庫や不良債権があり、倒産する恐れがあるとのことでした。希望退職の条件としては、ボーナスの支給、規程の約2倍の割り増し退職金などの内容でした。

 

 計算すると、退職金が年収手取り相当額が支給予定になりました。住宅ローンも年収4倍以上の残高を抱えており、喉から手が出そうになるくらいの金額でした。悩んだ挙句にその条件での退職を決断しました。

 

 その後も、何度か希望退職者の募集があり、小生と仲良くしていた人たちは、退職金が出るうちに辞めようと考えたようで全員退職してしまいました。その後、数千億円もあったとされた不良債権が、大相撲のタニマチのような人が出現し、負債を相殺するような多額の寄付があって、倒産は免れたものの格下の無名の会社に買収されてしまいました。

 

本社と分散していた事業所のすべてのビルがなくなり、街全体の風景が変わっていました。

 

 小生が在籍していた頃の顔を知っていた社員のうち、どのくらいの人が現在もその会社の別の場所で働いているかは、交流が全くなかったのでわかりません。おそらく、多くても10人くらいかもしれません。小生が8年半も勤めていたことを覚えている人はほとんどいないかもしれません

 

 小生の方も、永遠にこの地にあると思っていた元本社ビルを失ってしまいました。すべての出来事は、時間とともに過ぎ去っていき、現在起こっていることも消え去ろうとしています。そんなことを考えていると、過去は変えられないということを改めて認識した上で、未来に向かって進んでいきたいと思った次第です。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。