【No.】 447
【ストレッサー】 ひとりには広いマンション
【内容】 ホテルからマンションに引っ越すが、ひとりにしては部屋が広すぎて、どのように使うか困惑してしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 掃除が大変なので、ベッドルーム、浴室、トイレはそれぞれ1か所だけ使うようにして過ごす
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】小生が海外に赴任してから、約3週間で係長が日本に帰国しました。歓送会が会社全額負担で行われました。昼食会や歓送迎会はすべて会社負担というのが日本と違うところでした。それがその国のルールだったのか、あるいは、会社負担にしないと参加者がいないとかいった事情があったのかもしれません。
日本から社員が出張で事務所に寄ってくれることがけっこうありました。ローカル社員も全員参加しての昼食会や日本人だけの夜の飲み会は毎月のようにあり、それも全額会社負担でありがたかったです。
係長の帰国後に住んでいたマンションの清掃が終了したという連絡を受けて、小生はホテルからタクシーに乗って引っ越しをしました。目抜き通りから少し離れていましたが、鉄道の最寄駅からは徒歩10分ぐらいでした。電車には10分ほど乗って会社の最寄駅から徒歩10分ぐらいだったので、通勤時間は30分程度でした。家賃が月額35万円もしたそうでした。
部屋が日本流に言うと2LDKで、現地では2ベッドルームと言っておりましたが、2世帯が一緒に住めるような仕様になっておりました。2部屋にはダブルベッドよりも大きなベッドがそれぞれ置いてあり、LDKは共有になっておりますが、トイレと浴室が2つずつありました。
正確な数値はわかりませんが、恐らく150平米前後はあったと思いました。日本ではウサギ小屋に住んでいた小生には、ひとりでは広すぎるものでしたが、外国人向けの住居はそれが標準的な仕様のようでした。
マンションから会社までの往復タクシー代約1000円が勤務日には支給されました。電車が往復で約100円で、タクシーを利用しなければ、昼食代と夕食代を使ってもお釣りがくる状況だったので、平日の生活はタクシー代を節約してやりくりしていました。
国内の給料は日本の銀行口座に振り込まれており、マンションの頭金をできる限り、多く稼ぎたいと思っておりました。これとは別に、現地の給料が小切手で毎月支給されました。
現地の郵便局の銀行口座を開設し、小切手を提示すると口座に入金してくれました。普通預金を引き出す時は、どこの銀行もいかなる時間帯でも手数料はかかりませんでした。日本では時間帯によって手数料を取られるという話をローカル社員にしたところ、そんなことをしたら誰も銀行に預金しなくなると言って驚いていました。
小生の話す英語は拙いものでしたが、ゆっくり話してもらうことで、ローカル社員の言いたい内容をほぼ理解でき、仕事だけでなくプライベートな内容でも会話が弾みました。とりわけ、アラサーの男性のふたりのAさんとBさんとは仲良くなり、勤務終了後にAさんの自家用車に乗せてもらい、あっちこっちへと連れていってくれました。
仕事でもAさんは、資材購買の仕事の経験も豊富で、部長が変なことを言うと、いの一番に反応してシカメ面をしておりました。小生と目が合うと、気持ちが通じ合えるのか、お互いに苦笑いしておりました。休憩時間には、3人で部長の発言に関わる問題点を出し合って盛り上がっていました。
マンション暮らしを始めて、管理部長からは半年後に契約が切れるので、小生には新しい物件を考えているという話を聞きました。かなり古いマンションで、館内が暗いイメージがしたので、次に引っ越しするマンションへ期待をしておりました。1階にはプールがついており、西洋人が中心で賑わっておりました。
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