ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.445 ストレス対処法 海外赴任後の部長との関係

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No.】 445

【ストレッサー】 海外赴任後の部長との関係

【内容】    英語力は抜群の能力を持っている部長は、仕事のことが全然わからず、見当違いの発言ばかりしている

【分類】    B 人間関係

【効果】   ★★★

【対処法】  人間的に嫌いな人ではないのだけども、部長のいいところを見るようにして、ドリアンが好きなのでドリアン部長と名付けてみる

【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型

 

【解説】海外事務所に着任後、約3週間で係長から業務の引継ぎがありました。国内では退職者の担当も持っていたため、3人分ぐらいの仕事量があったのと比較すると、仕事そのものは大した量ではありませんでした。問題となったのは小生の英語力でした

 

 その3週間は、小生はホテル住まいでした。日本から会社宛に送付した航空便3箱も届き、電圧を変換してくれるトランスを取り出してホテルまで持ち込み、ノートパソコンを繋いで使用しました。休日は表計算ソフトで家計簿のデータを打ち込みましたが、大変な作業になりました。全部でA4用紙で200枚以上になり、日本から持参したプリンターで印刷して、60枚入るクリアーブックを4冊現地で購入しました。

 

 ホテル暮らしで一番困ったのは洗濯でした。ランドリーサービスはあったのですが、小生の着ているワイシャツは全部形状記憶シャツだったので、アイロンがけができないので、風呂場で石鹸で手洗いしておりました。

 

 その他の洗濯ものも同様で、休日の夜にシャワー後に服を着たまま石鹸を着けて洗って、洗濯ものを手で絞って浴槽のバーに干しておりました。朝になると、洗濯ものが乾いていたので、そのまま洋服ダンスの中に隠しておりました

 

ドリアンが大好きな部長でした。

 

 直属の上司にあたる購買部長は、小生よりも10歳ほど年上で、英語がネイティブ並みに達者でした。どうしてそんなにうまいのか聞いてみたことがありました。英語を英語で考える習慣が身についており、海外で仕事をするのにいちいち和訳していたら仕事にならないとマウントを取られてしまいました。この話を聞いて小生は愕然としました。英語を英語で考える習慣は子どもの頃からつけなければならず、今さら言われても手遅れだと思いました。

 

 その部長は営業畑の人で大雑把な性格なので、資材購買(調達)のような細かい仕事は不得手のようでした。経験がなくて知識がないのは仕方がないと思いましたが、自ら資材購買の仕事を学ぼうとする姿勢が全くありませんでした。本人は英語さえできれば、それが仕事だと大きな勘違いをしているようでした。そういう姿勢はローカル社員にも知られており、購買部長は仕事がわからない人だと陰口を叩かれていました。

 

 朝礼の後に、部長は部下ひとりひとりに問題点や課題を聞きながら、A4用紙に英語でメモをしていました。その様子は非常に真面目に見えるのですが、仕事の話になると書いている内容が理解できずに小生に聞いてくる始末でした。最初は親切に教えていたのですが、同じようなことを何度も聞いてくるので、説明しても理解できない人なのかなと思いました。

 

 そういった何度も繰り返してくる会話は、日本語のやりとりなので管理部長と品質課長にも聞こえ、ふたりの表情を見ると苦笑いしておりました。小生の心の中では、資材購買の仕事は全部小生に任せてもらって、部長は内容をまとめてローカル社員に英訳してもらえれば、お互いの欠点をうまく補えあえるのかなと思いました。ところが、わからない中で余計なちんぷんかんぷんな発言をしてくるので、ローカル社員も失笑する有様でした。

 

 人としては悪い人ではなく、そういう発言をするのも部長として何かをしなければならないという義務感から来るのかなと思うようにしました。その部長ですが、ドリアンが大好き人間でした。いっしょに街を歩いてドリアンを見かけると、目の前でドリアンを買って勤務時間中にも関わらず、その場でドリアンを平らげておりました

 

 小生はその独特なニオイが嫌だったのと、一度食べたら一晩中、口の中に違和感が残った経験があり、二度と食べたくはありませんでした。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。