ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.435 ストレス対処法 俺の人生どうしてくれる?

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No.】 435

【ストレッサー】 俺の人生どうしてくれる?

【内容】    部長の退職日に「俺の人生どうしてくれる?」と言われて、返答に困惑してしまう

【分類】    B 人間関係

【効果】   ★★★

【対処法】  自業自得なのに全然反省しないで人のせいにするなんて、また同じことを繰り返す人なのかなと考えることにする

【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型

 

【解説】海外駐在事務所の声の大きなクシャおじさんの表情をする部長が去って、後任は営業部の部長格の人が着任しました。英語はネイティブ並みにペラペラ喋れるようですが、資材調達の仕事が全然わからないという評判が伝わってきました。

 

 取締役の指示が理解できないようで、うまくローカル社員に伝えられなかったようでした。国内の資材調達部には、海外駐在事務所の部長の仕事が勤まる人がおりませんでした。取締役は重要な指示については、駐在事務所課長に指示をすることにしたとのことでした。

 

 人事部との個別面談を終えて、2週間ぐらい経った頃でした。管理課の課長より、パワハラ部長の退職が決まったと一報が入りました。その後、取締役からも正式に発表がありました。どのルートで決定が下ったのかは小生にはわかりませんでした。

 

 人事部から直接社長に調査結果の報告がされたのだろうと、情報通の人たちは言っておりました。小生の証言が決め手になったらしいと言われました。人事部のことを「駆け込み寺」と揶揄して、罵倒されたことも人事部には報告しておきました。もはや、常務をトップとする生産本部には自浄作用が働かないということだと思われました。

 

 その日の夜は、部長のパワハラに苦しんでいた人たちがみんな集まって、盛大に飲み会を開催しました。ずっと貯め込んでいたストレスをやっと晴らすことができたとお祝いムードになっておりました。

 

 しかし、小生の胸の内には、1年近くもパワハラ状態を解決できずに、3人の部下を退職させてしまったのと、隣の課の課長の転部騒動という前代未聞の不祥事に見舞われたという事実は消えませんでした

 

最後は常務にも見放されて寂しく去っていく部長でした。

 

 部長の退職日は11月だったと記憶していますが、最終出勤日に形式的な挨拶をしました。小生の方から、「いろいろとお世話になりました。」と言ったら、「よくもあることないことをペラペラと喋ってくれたもんだな! もう俺はまともな仕事ができないよ! 俺の人生どうしてくれる?」と憎まれ口を叩かれてしまいました。

 

 そう言われて困惑をしましたが、「どうかご自愛ください」と無難なお別れの挨拶にしました。「あることないこと」と部長は言っていましたが、小生は事実しか話していませんでした。部長は全然反省していないし、他人のせいにしているので残念に思いました。この人は次の職場でも同じことを繰り返すと感じましたが、余計なお世話になるので黙っておりました。

 

 パワハラ部長の退職により、資材調達部に平穏な日々が戻りつつありました。空位になった部長職はしばらくは取締役が兼務という組織体制になりました。これですべてが安泰と思ったのも束の間で、小生の身にどこかのドラマのような悲劇が起こるとは、その時は予想すらできませんでした

 

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