ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.490 ストレス対処法 お札を握って離さない店主

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No.】 490

【ストレッサー】 お札を握って離さない店主

【内容】    財布から2000円分のお札を出したら、店主がそのお札を握って離さないという行動に出てきて驚いてしまう

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★★★

【対処法】  作戦通りに価格交渉が進んだが、あまりにも効果がありすぎて、店主をかなり興奮させてしまったと考えて苦笑いをする

【ストレッサー型】 5 ヘトヘト疲労困憊型

 

【解説】海外に赴任して約1年間で3回日本に帰国しましたが、実家へのお土産は毎回60センチ程度の中型のスーツケースでした。キャスター付きで3桁のダイヤルロックと鍵ロックの二重施錠になっており、プラスティック樹脂のハードケースになっておりました。

 

 実家ではかつて洪水被害に遭っていたので、災害時に避難する時の衣料品などを入れられるように、母、祖母、叔父の3人にプレゼントしました。次回、帰国する時は彼女にもスーツケースをプレゼントしようと考えておりました

 

 目抜き通りには、「幸運の広場」というビルがあり、700店舗近くのテナントが入っており、いろいろなモノが価格交渉で買うシステムになっておりました。仕事柄バイヤーとして価格交渉をよくしていたのですが、私生活でも腕試しの場になっておりました。

 

 スーツケースも毎回「幸運の広場」で買っていました。過去3回は2000円ぐらいで購入しておりました。実際の交渉は英語で通貨はドル建てだったのですが、日本語だとこんな感じだったのかなと思い出しながら書いてみました。財布の中には目標の2000円しか入れておりませんでした。2000円にならないと判断したら、パスして買わないつもりで臨みました。

 

 テナントのカバン屋さんの店頭には、初老の男性店主が椅子に座っておりました。女性が使用しても似合いそうな60センチぐらいのブルー系スーツケースを見つけ、7000円の値札がついているのを確認しました。

 

このスーツケースいくらになりますか?」と小生が尋ねました。
3500円の半額でいいよ!」と店主は現物を見て、考えながら電卓をたたいて半額の値段を提示してくれました。表示価格の半額で買えるのは、たいていのお客さんに出す価格なので、価格交渉はまだ続きました。

 

いつもこのお店でスーツケースを買っています。今回が4個目です。前回はもっと安い価格で買いましたよ!」と調子のいいことを言いました。すると、
じゃ、3000円にまけておくよ!」と店主は、上の入れ歯がガタガタ音を立てながら言ってきました。

 

ありがとうございました。また来ますよ!」今回は目標価格に届かないので、あきらめて帰るふりをして、店主に背を向けて歩きだしました。すると、背後から店主が、
2500円でいいよ!」と言ってきました。これは作戦だったので、小生はシメタと思いました。

 

ありがとうございます。でも財布には2000円しか入っていません!」と言いながら、証拠として財布から2000円を取り出したのでした。すると、店主はその2000円を握ったまま離さない行動に出てきました

 

持っていけ!この泥棒!」と店主が叫んだ途端、入れ歯が床に落ちるところを見てしまいました。消毒もせずに床に落ちた入れ歯をそのまま口に戻していました。見てはいけない場面を見てしまいましたが、小生との価格交渉に、店主は相当興奮してしまった証拠かもしれませんでした。小生はすべて作戦通りに進んだので、ヤレヤレと安堵してスーツケースを持って帰宅していました。

 

価格交渉成立後、店主は興奮して入れ歯をポロリと落としました。

 

 値切りのコツとしては、第一に、買いたい目標金額を決めて、財布の中にはその金額しか現金を入れないということです。そして、第二に、目標価格にならないようだったら、買わないで帰るという心の余裕を持つことです。

 

 その時は、たまたま権限を持っている店主との交渉だったので、スムーズに交渉が進みましたが、店員によっては難しいことがあります。失敗した時は、後日に違う店員と交渉もありということです。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。