ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.433 ストレス対処法 海外駐在事務所の部長退職

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No.】 433

【ストレッサー】 海外駐在事務所の部長退職

【内容】    部下思いの元上司だった部長が退職ということで、残念な気持ちでいっぱいになってしまう

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★

【対処法】  果たし状のような告発文書を見せられて、今後の動きが心配になってくるが、成り行きを見守るしかないと考えるようにする

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】部下を怒鳴りつけるのをやめるように、取締役から部長は注意をされたそうですが、パワハラの回数は減ったものの、部長以上の役職者が部屋にいない時は、パワハラ行為をやめられませんでした。これは治す薬はないのかなとみんながそんな目で見始めた頃でした。

 

 海外駐在事務所の部長が退職するという噂が資材調達部の中で流れました。誰かが駐在事務所の課長に電話で確認して、間違いではなかったようでした。元々、取締役が犬猿の仲の部長を追い出すために海外駐在事務所をわざわざ作り、自ら社長に就任して一国の主になるという一石二鳥を狙ったものだと周囲の情報通の人たちは理解していました。

 

 部長もそのことは承知しており、とりあえず、人事異動には従って海外駐在という履歴を作れて実績も残せたので、それ以上我慢していても意味がないと悟ったのかもしれません。都内の一等地にマンションを所有しており、株では相当儲けたような話をしていたので、退職しても生活には困らなかったのかなと推察できました。

 

 当初は声が大きくて発言が細かいことで、小生は苦手意識を持っていた部長でしたが、資材調達の知識と経験が豊富で部下思いということを知り、苦手意識はなくなっておりました。何度か国際電話をいただき、パワハラ部長のことでいろいろと慰められておりました

 

 そして、退職日の午前中に元部長は資材調達部に顔を出して挨拶をしてくれました。ちょうどその時は、取締役とパワハラ部長は不在でした。かつての部下たちは名残惜しそうに、思い出話を織り込みながら部長との最後の挨拶を交わしておりました

 

まるで果たし状のような文書を見せられて驚くばかりでした。

 

 最後に、部長から小生を含めてその場にいた管理職が4人呼ばれて、仕切りで囲われたテーブル席に案内されました。その場で部長から見せられたのは、茶色の封筒の中に入っていたワープロで綴られた5枚ほどの告発状でした。部長ご自身はタイピングできないので、代行して打ってもらったということでした。

 

 内容を一字一句確認はできませんでしたが、部長から概要の説明がありました。どうやら社長に提出するようでした。部長と取締役の確執は相当深いものがあり、部長は退職してでも刺し違えたかったようでした。あたかも取締役への果たし状のような文書により、今後、大きな問題に発展する可能性がありました。

 

 最後の最後に小生だけテーブルに残されました。パワハラ部長の件でした。パワハラ部長に関する怪文書が社内に出回っており、内容を確認されたようでした。ただ、差出人が不明で、部長の悪口や中傷が書かれているだけの内容でした。

 

 いくつかパワハラ部長対策のアドバイスをいただきましたが、すぐに役に立つものではなかったので、具体的な内容は忘れてしまいました。ただ、もうひとりの課長と人事部に相談に行ったことをご存じで、いいことをしたと褒められました

 

いつもお読みいただきありがとうございます。