【No.】 246
【ストレッサー】 酒癖の悪い人と飲み会
【内容】 酒癖の悪い人が身近におり、今度、飲み会でいっしょになることを考えると不安になってくる
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 どうしても、飲み会が避けられない場合は、早めに引き上げるか、酒癖の悪い人に酒を飲ませないようにする
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】 2日間に渡って、「酒乱で身を滅ぼした人」として、元課長と親戚のおじさんを紹介しました。今までに多くの酒癖の悪い人たちと接してきました。酒乱の症状によって3つに分類してみました。
❶お説教や悪口を言う人
「酒乱で身を滅ぼした人1」で紹介した元課長がこのタイプでした。暴力を振るうのではないので、まだ許容範囲の症状かもしれません。自分に対してのお説教がエスカレートしてくると、聞かされて続けるとイライラしてしまいます。きっと、素面(しらふ)の時に我慢して心の中にため込んでいたものが、お酒の力で爆発してしまうのかもしれません。最後には、自分の思う通りにならない他人の悪口に言及していくパターンでした。
❷ハラスメントをする人
かつての職場では、お酒を飲みすぎて、女性がいるのに、みんなの前で全裸になる同僚の男性がいました。理性をコントロールできなくなって、普段の性格からは想像もできないようなハラスメントをしてしまうと、周囲にいる人たちは興覚めしてしまいます。「酒乱で身を滅ぼした人2」で紹介した親戚のおじさんもこのタイプだったと思います。他人にちょっかいを出して嫌がると、面白がって図に乗るような行動をしていました。
❸暴言や暴力を振るう人
お酒を飲むと、大声で暴言を吐いたり、暴力を振るう人は、酒乱のタイプとしては最悪な人です。小生の父がこのタイプでした。小生が小学校低学年の頃、近所にある商店街の薬局で、女性店員さんにしつこく怒鳴りつけて警察を呼ばれたことがありました。家族そろって交番に連れていかれ、父の事情聴取があり、そのままお咎めなしで釈放されました。こういう人は酒乱を矯正できないと、孤独な一生を送ることになってしまう可能性があります。
小生の場合は、酒乱の人に対する免疫力は❸を経験しているので、❶と❷のタイプの人に対しては何とか適応できていました。
酒乱の人への対処法
①飲み会をお断りする
お酒を飲めないという理由で飲み会の参加を断ることで、酒乱の人を見なくてすみます。小生の場合は、服薬の関係でお酒との相性が悪いのでそれを理由にしています。
②親しい友人で酒乱がいる
夜には絶対に会わないように心がけます。夜会うと、酒乱の人はお酒を誘ってくることが多いです。親しい友人なら、お酒を飲んで酒乱ぶりを録画して、後日、本人に見せる手があります。それで、反省して断酒すればいいのですが、断酒できない場合は親しくするのをやめます。
③会社の上司で酒乱がいる
最近はパワハラに厳しい世の中になってきたので、元課長のような酒の席で説教する人は今や絶滅危惧種になっていると思われます。どうしても酒乱な上司といっしょに飲みに行かなければならない場合は、早めに途中で帰ることをほのめかしておき、危なく感じたらその時点で帰った方がいいかもしれません。
④家族に酒乱がいる
実を言うと、家族の者に酒を飲むと愚痴が多くなり、終いには泣き上戸になってしまうのがおりました。これも「❶お説教や悪口を言う人」のタイプの酒乱と思われます。アルコール依存症ではないため、泣きじゃくっている様子を録音して本人に聞かせたのが功を奏したようで、しっかり自覚して断酒してくれたので助かりました。
酒乱の原因は遺伝子が関係しているとも言われ、治すのは相当困難なようです。周囲の人たちに迷惑をかけないようにするには、今のところ、本人が自覚して「断酒」という方法しかないような気がします。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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