ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.349 ストレス対処法 三者択一の悩みごと

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No.】 349

【ストレッサー】 三者択一の悩みごと

【内容】    A、B、Cから一つを選ぶのに、絶対に後悔しないように選択したいと考えてしまう

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★

【対処法】  選択肢の欠点や短所をそれぞれ見つけ、理由づけをしてから消去法で残った選択肢を選んでみる

【ストレッサー型】  モンモン未来不安型

 

【解説】リクルート社から無料の分厚い就活雑誌が届き、非常に役に立ちました。訪問予定の会社を20社ほどピックアップして、住所と最寄駅を確認しました。第1志望、第2志望と整理していくのが筋だとは思いましたが、その点は大学受験とは異なり、どこかの会社に合格すればいいのかな思っていたような気がします。全部、当時の東証一部上場企業でした。

 

 直前になって、証券会社も同時期にスタートするという情報を得て、当時の大証券会社を中心に急遽リストアップしました。大学のOBが大勢入社していたので、無視はできないと思いました。

 

 それと、名物教授の「とにかく会社を何社もまわることだよ!そのうちに何社か受かるもんだ!」という発言が頭から離れませんでした。藁をもつかむ心境だったと思います。

 

 いよいよ解禁日になり、朝9時から夕方4時くらいをメドに、1日3社から5社くらい我武者羅に会社説明会と面接試験を受けました。「下手な鉄砲も数撃てば当たる」というような心境だったと思います。会社によっては、面接試験の不合格がその場でわかるところもあり、めげずに前向きに考えて、会社をまわることだけを考えていました。

 

 2週目に入ってからすぐ、2次面接を終えていた先物取引の会社から内定が出ました。これによって就職が決まらないという最悪の事態は回避できると安堵感が出ました。しかし、その時点では先物取引の会社には、あまり入社する気が起こらず、手を緩めることなく会社訪問を続けました。

 

 3週目に入って、証券会社の1社から、そして、製造メーカーの1社から内定が出たところで、小生の就活はストップすることにしました。既に20社以上を訪問していました。結果的に3社から内定が出たことになり、三者択一の状態になりました。気持ちの上ではどこに行くのか決めていたのですが、後悔することのないように再検証をすることにしました。

 

3社から内定を受け、後悔しないように消去法で検証しました。

 

 再検証には消去法を使いました。欠点や短所を見つけて、それを根拠に消していく方法です。このやり方をすれば後悔しないですむのかなと気づき、以降、三者択一以上の選択肢では、必ず消去法を実施するようになりました。

 

先物取引会社👉企業規模が小さく先行きに不安があり、先物取引のことがよくわからないし、顧客が限定されている。


❷証券会社👉東証一部上場企業であるが、元々希望していた業界ではなく、顧客が限定されている。

 

 結局、消去法で残った製造メーカーを選択しました。ところが、製造メーカーは今でいうブラック企業で1年半しか持ちませんでした。証券会社はその後消滅し、先物取引の会社は違う業態の会社になっています。今振り返ると、正解のない三者択一だったのかなと気づきました。

 

 しかし、業界という括りで考えると、最初に製造メーカーを選択したことで、小生のその後のキャリアは、製造メーカーやその近辺で築くことができました。(商社に4年間いたのは例外です) 

 

 もし、証券会社や先物取引の会社を選択したら、その後の小生のキャリアはどうなっていたのでしょうか?恐らく、大幅な軌道修正を強いられていたのかもしれないと思いました。

 

 そのように考えると、最初の就職は、会社よりも業界の選択が大切だったということに気がついた次第です。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。