【No.】 314
【ストレッサー】 リーマンショックで退職
【内容】 地方都市にある会社に単身赴任で入社したが、リーマンショックの影響で大幅な給料の減額で家賃が払えなくなる
【分類】 D 仕事
【効果】 ★★★
【対処法】 定年まで単身赴任で働くのは大変だと実際に思っていたので、次は自宅から通える会社に就職しようと前向きに考えてみる
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】 トイレが男女共用の海外工場を持つ会社を退職後は、しばらく自営業を1年弱試みたのですが、うまくいきませんでした。その会社の退職理由とその経緯、それと自営業の内容については後日に書きたいと考えております。
仕方がないので、就職のために失業保険を受給しながら、職業訓練校に通うことにしました。今は廃止されてしまったのですが、ホワイトカラー専門の職業訓練校があり、総務・人事、経理、営業、マーケティングなどの事務職の訓練を6カ月受講することになりました。
事務職のエキスパートを目指す人向けのコースで定員が15人でした。経理は簿記3級程度の実力がつきました。小生の今までの職歴とは直接関係がなかったのですが、経営的な視点でマネージメント能力が学べるということで選びました。
残念ながら、就職は職業訓練期間の6カ月では決まらずに、修了してから2カ月後の出来事でした。ネットに登録していたら、ある人材会社から呼ばれました。小生の経歴に大変興味を持っていただき、紹介したい会社があるので検討してほしいということでした。
実はその会社、地方の都市にある製造業の会社で、会社の最寄り駅まで自宅から3時間以上かかるところにあり、とても通勤はできない場所にありました。社長は3代目ということで同族会社でした。面接試験が2時間近くもかかり、工場見学も間に挟みながら、社長が自ら説明をしていただけました。
結果は内定ということで入社することにしました。通勤できないので、会社から徒歩15分の場所にあるレオパレスを借りて単身赴任することにしました。家賃は自己負担でしたが、その分給料は上乗せされておりました。
その会社での仕事は、工場で生産する製品の生産計画を立案する部署と、工場で生産できない製品を下請け企業から購入する部署の管理を任されました。着任してすぐに、後者の部署に問題があるのがわかりました。下請け企業から購入している製品が間に合わず、社内工場の生産ラインがストップしてしまうということが起こっていました。
他社から購入している製品の納期が守られておらず、70%しか間に合っていないことがわかりました。そこで、その部署の課長といっしょに、下請け企業1社ずつ回って、納期をきちんと守っていただけるようにお願いしました。その結果、納期達成率が70%から98%にまで上がり、生産ラインがストップするということがなくなりました。
仕事も順調に進んで1年くらい経った頃、アメリカで始まったリーマン・ショックという世界金融危機の影響を会社がもろに受けてしまいました。製品の90%をアメリカに輸出していたので、売上が大幅な減収となり、小生の給料も25%ダウンになってしまいました。その結果、レオパレスの家賃が払えなくなって退職することになりました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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