【No.】 347
【ストレッサー】 学生時代の就活の悩み2
【内容】 「今までに企業見学を何社しましたか?」の質問が重要だったかもと言われ、企業見学をしなければと焦ってくる
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 アルバイト先を企業見学先にしてしまおうというアイデアに、課長から「困った時は口裏合わせに協力するよ!」と同意される
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】6月に入ってから、ゼミのメンバーである男性が、商社から内々定を得たという報告がありました。日本人ならば誰もが知っているような有名企業でした。OBを指定日時に訪ねていったら、上司も出てきて面接試験が始まってしまったということでした。コネがある人は羨ましいと小生は思いましたが、そのコネはサークルのルートということでした。
大学入学と同時に、いろいろなサークルから勧誘を受けましたが、アルバイトをして学費を稼がなければならないのと、中学生の時にスポーツ系のクラブ活動で嫌な体験をしたので、トラウマになっていました。先輩に絶対服従というのが嫌でたまりませんでした。高校はクラブ活動に入らない自由があったので、小生は帰宅部に所属していました。
6月中にはさらに、同じゼミで旧語学クラスメートだった九州出身のふたりが、別々の銀行に内々定を得たという朗報が入ってきました。旧語学クラスメートだったもうひとりの人は、公務員試験のために準備中でした。
小生は具体的にどう動いていいのかわからない状態でした。それでも、いろいろと他の人たちからの就活状況を参考にしながら、自分の進路を思い浮かべていました。子どもの頃から憧れている、製造メーカーで働きたいというぼんやりとした気持ちがありました。
同じような進路を考えている人が、旧語学クラスメートにいました。どうやら、当時花形だった製造メーカーの大手企業は、秋の解禁日までは会社訪問や選考試験をしないという情報を得ました。
業界によって採用時期が異なるということで混乱してしまいました。紳士協定である解禁日前に、青田買いをしている業界が確かに存在していて、優秀な学生からどんどん採用されているようなイメージがありました。
しかし、第1希望の製造業が、秋まで会社訪問できないので動きようがないと思っていたら、企業から内々定を受けた人から、こんな質問を受けたと紹介されました。「今までに企業見学を何社しましたか?」という質問があり、その後、いろいろと見学した会社のことを聞かれて、自分の感想を正直に話したそうでした。その結果、好印象を持たれて内々定につながったかもしれないということでした。
やはり、どこかの企業を本番前に見学しておいた方がいいかもしれないと思いました。候補を何社か考えているうちに、思わぬ妙案が浮かんできました。アルバイト先の運送会社を企業見学したことにしたら楽ができるというアイデアでした。
早速、アルバイト先で社員数人にこのアイデアの話をしてみました。「面接官が人事課長と百貨店配送課の課長で......」と言ったら、発想が面白いとウケてしまい、会社中にこの話が知れ渡ってしまいました。当の百貨店配送課課長の耳にも入り、「困った時は口裏合わせに協力するよ!」と言われてしまいました。(笑)
その後、すぐに練習のために、とあるディスカウントストアーの本部に企業見学する機会を得ました。その時に聞かれた質問が、「今までに企業見学を何社しましたか?」でした。早速、その運送会社の名前を出しました。応募書類は出さずに、企業見学の実績を作るのが目的でした。(2社目になりました)
しかし、今振り返ってみると、あまり意味のないことをしていた感じがしますが、当時としては、就活や企業見学を真剣に考えての結果だったと思います。企業見学の実績を作ることで安心感を得ていたような気がします。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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