【No.】 348
【ストレッサー】 学生時代の就活の悩み3
【内容】 思わぬ業界の会社からの誘いで、会社説明会と面接試験を受けたが、とんとん拍子に先に進んでしまい迷ってしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 希望する業界の企業が全滅することもありうるので、せっかく自分に好意を示してくれる会社にはありがたいと思うようにする
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】企業見学を2社したことで、秋の解禁日までは就活は動きようがありませんでした。大学が夏休みに入ったので、小生はアルバイトに集中して、とりあえず就活のことは考えないようにしました。とは言っても、想定問答の答えを暗記することに努めました。
想定問答の暗記だけでは不安になってきたので、業界研究をしておこうと思い、応募予定をしている製造業の業界の解説書を購入して研究することにしました。日本を代表する大企業ばかり紹介されていました。その中の1社に合格できればいいなという気持ちになりました。
9月に入って大学が授業を開始すると、就職が決まった人が増えておりました。顔の知っている人の半数以上が内々定の状態でした。小生にとっては羨ましく思い、いろいろと体験談を積極的に聞くようにしました。しかし、自宅に帰ると、就職がまだ決まっていない寂しさがこみあげてきました。
就活用の少しだけ明るい紺色系リクルートスーツは、母の弟で人事の仕事をしている叔父からプレゼントされました。1着しかないので大切に着ていましたが、スラックスがしわくちゃにならないように座り方にも気をつけていました。しわが目立ってくると、母に頼んでアイロンがけをしてもらいました。
解禁日の1週間前に、とある会社から小生宛に電話がかかってきました。会社説明会があるので参加してみませんかという内容でした。当時は個人情報の保護の認識が全くなく、いろいろな名簿が出回っており、そういうルートで電話がかかってくることがよくありました。
暇だったので、本番前のいい練習になるのかなと思って、履歴書持参で会社説明会に参加し、先物取引の会社ということを知りました。小生は先物取引のことは全然知らなくて、先物取引の説明を受けてもよく理解できませんでした。その後、意識しないまま面接試験に入っていました。
人事部長はとても優しそうな感じがして、小生の話に理解を示してくれており、何だか小生のことをとても気に入ってくれているのがわかるような感じでした。先物取引については初めて知ったということは理解いただきました。
また、これから製造メーカーを何社か受験することも伝えておきました。その会社は顧客層が限られているような印象で、あまり気乗りはしていませんでしたが、失礼のない差しさわりのない対応を心がけました。
ところが、数日後にその会社から2次面接をしたいと連絡を受けてしまいました。その時は、就職するつもりはありませんでしたが、就活全滅という最悪な状況を考えた場合、無下にはできないという気持ちがあり、ありがたく2次面接に進むことにしました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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