【No.】 355
【ストレッサー】 レポート提出の罠と落胆
【内容】 レポートの採点基準が厳しかったようで、「優」の比率が80%を切ってしまい、成績優秀者ではなくなってしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 試験だったら、単位を落としていた可能性のある科目があり、レポートで卒業ができてよかったと自分に言い聞かせる
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】成績発表があったのは確かな記憶がないのですが、2月中旬だったと思います。当日はドキドキしながら大学に向かいました。成績表を渡された時に、「卒業」の文字を最初に見つけて、安堵感に浸って嬉しい気持ちになったのを覚えています。
ところが、よく見ると4年次の成績結果に落胆しました。8科目の成績が、「優」が2個、「良」が5個、「可」が1個でした。1年生の英会話以来の2個目の「可」を哲学関連の科目で取ってしまいました。
それと残念だったのは、3年間維持してきた「優」の比率が80%をわずか数%ですが下回ってしまいました。当時の大学では、「優」の比率が80%以上の人を「成績優秀者」と言っていましたが、その「成績優秀者」の座から転落してしまいました。
就職先には3年次までの成績証明書を提出していたので、4年間の確定の成績証明書を出すことはなかったのですが、悔しさが残りました。数人の学生に状況を聞きましたが、異口同音に厳しい評価だったという意見で、試験からレポート提出に変更になって採点が厳しくなったのは間違いありません。
結果論で実際のことはわかりませんが、哲学関連の科目でレポート課題と同一の問題が試験に出ていたら、手も足も出なくて不合格となり、追試の運命になっていた可能性がありました。成績が「可」であっても、レポート提出になってよかったんだと自分に言い聞かせていました。
卒業式は3月1日に行われました。久しぶりに会う元語学クラスの学友とも会い、会話が弾みました。みんなが小生のことを見ていないと、卒業大丈夫なのかと心配してくれておりました。アルバイトに夢中になって大学の授業をさぼり気味でした。「成績表を見せてよ」とひとりに言われて、みんなに見せることになり、驚かれました。
そして、それぞれが今後の進路について語りだしました。国家公務員、地方公務員がおり、銀行がやたら多かったです。そして、みんな有名企業に就職が決まっていました。就活指導が全くない大学でしたが、学生の自主性を大切にしてくれた結果なのかなと思うと同時に、大学に感謝している自分がおりました。
余談ですが、卒業して残念なことが2点ありました。学生証と交換で卒業証書が手渡されました。これで学割の恩恵が終了になると実感しました。それと本がいつも1割引で購入できる大学生協の脱会でした。
小生は図書券を金券ショップで1割引で入手していたので、本が実質2割引でした。図書券でおつりが出て、10円の端数で500円の図書券を出すと、490円のおつりが返ってきました。図書券を450円で購入していたので、この40円は儲けだと、ささやかな幸せを感じたものでした。(つづく)
いつもお読みいただきありがとうございます。
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