【No.】 357
【ストレッサー】 気づいた退職の本当の理由
【内容】 何度も転職を繰り返しており、キャリアアップのためだという理由にしていたが、本当の理由がわかり愕然とする
【分類】 B 人間関係
【効果】 ★★★★
【対処法】 過去の会社の退職理由がハラスメントに起因していることに気づき、ハラスメントのない会社で定年まで勤務しようと考える
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】小生が在学中は就活指導が全くない大学でしたが、学生の自主性を大切にしてくれた結果なのかなと思っていました。しかし、考えようによっては、放任主義と言うこともできます。
今の時代には受け入れられないかもしれないと思っていたら、どうやら母校でも現在は、しっかりと就活指導をしているようです。時代が変わって、少子高齢化で子どもが減っていく中で、どこの大学も必死に生き残りをかけているのかもしれません。
ただ、就活指導員で変にこだわりのある人がついたら、その人の影響を学生が少なからず受けてしまう懸念もあります。指導員として実績をつけていくと、それが成功事例のようになり、その成功事例を全く関係のない人にも適用しがちになります。そして、偉そうに、こうすればうまくいくから従いなさいとか、横柄な態度を示す人を今までに何人も見てきました。(現在はそのような人は指導員になれないのかも?)
そのように考えると、当時の母校のように学生を信じてすべてを任せるという考え方はよかったと思っています。特に就活においては、自分の責任において活動を全うすることで、成功しても失敗しても最後は自分が責任を取るということが、一番自分が納得できる形態なのかなと思います。
今振り返ると、最初に就職した企業は、今の基準では完全なブラック企業で、1年半持ちませんでした。親会社には戻れない片道切符の子会社出向、平日は朝8時半から深夜11時過ぎまでの勤務時間、土日は店頭に立たされて、店員のふりをしてお客さんに自社製品の販売をやらされていました。せっかく大きな会社に就職したのに、退職してしまったらすべてが台無しになってしまいました。
小生はその後、転職を何回も経験しておりますが、就活自体はあまり得意ではなく、仲介してくれた人材会社のおかげだったのかもしれません。3社目、4社目、5社目と大企業に転職できました。
大企業であれば、確かに給料面で恵まれていましたが、新しいことへ挑戦しないとか、自分の担当の仕事以外に無関心だったり、仕事に対して責任逃れをしようとして、人間関係がギスギスしてけっして居心地のいいものではありませんでした。表向きの退職理由はキャリアアップと言っておりましたが、最近、裏の理由に気づいたところです。
現在勤めている会社では、人間関係が良好でハラスメント禁止ということで明文化されています。そういう良い環境で働きながら過去を振り返ってみたら、何社も転々と転職し続けてしまった本当の理由が判明しました。
それはハラスメントやいやがらせが原因で、体調を崩してやる気が失せてしまったのが理由だったと、自己理解することができたところです。各種ハラスメントが話題になる昨今ですが、それでもハラスメントがなくならないのは残念な気がします。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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