ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.424 ストレス対処法 突然の課長への昇進

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No.】 424

【ストレッサー】 突然の課長への昇進

【内容】    突然の課長昇進で部下を持たされ、部下をどのように育てて教育したらいいかと悩んでしまう

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★

【対処法】  部下それぞれの長所を見つけて、長所に寄り添ってコミュニケーションを取ることを心がける

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】声の大きな部長が海外駐在事務所の責任者として人事異動の発表がありました。資材調達部からは、課長格の人と若手男性社員も道連れで海外勤務となりました。取締役の決定した人事は露骨でした。犬猿の仲である部長が目ざわりで追い出したということが、周囲の人たちにわかってしまいました。

 

 さらに、人事異動が続きました。小生の上司の課長も取締役に報復人事だと批判をしたために、他の部署に追い出されてしまいました。取締役としては、全員自分の言うことを聞く部下にしたかったようでした

 

 一方、直属の課長がいなくなり、課長が空位となりました。すると、何と小生が課長に急遽抜擢されてしまいました。本来であれば、課長からは残業手当がつかなくなるのですが、小生は身分は係長のままだったので、残業手当がつく課長ということになりました。生まれて初めての課長職になったので、気の引き締まる思いでした。

 

 部下が男性係長と男性一般社員がふたりと女性事務員の4人がおりました。うち、男性社員のひとりが新入社員で、パソコンの操作が得意でした。彼の姿に影響されて、自宅でパソコンを購入して、勉強をするきっかけを作ってくれたと思っています。新入社員からも学ぶことはたくさんあると思ったものでした

 

 課長になっても、プレイングマネージャーとして自分の担当部品はそのまま変わらず、その上で部下の面倒を見なければならない状況で、相当な負荷がかかっておりました。部下の指導とか教育といったものはほとんどできなかったのですが、唯一できたと思うことがありました。

 

 それは、部下の長所に気がついたら、その長所をどんどん伸ばしていくように仕向けて、仕事でうまくその長所を活かして活躍してくれればいいと考えておりました。パソコンの得意な新入社員の男性には、パソコンでどんどん資料を作ってもらい、課題の見える化を実現できたと思っております。

 

 続いて、小生といっしょに海外出張をした部長も他部署に追い出されてしまいました。まるで、人事をおもちゃのようにもてあそんでいるようでした。こういうことが続くと、会社が衰退していってしまうことを目の前で見たような気がします。後任の部長は中途入社の人でしたが、とんでもない今で言うモンスター社員でした。

 

課長になったのですが、新任部長に重大な問題がありました。

 

 その部長は、上司の取締役と常務取締役にはゴマをすっていい顔をするのですが、部下には手のひらを返すようにきつくあたる人でした。仕事をいろいろと見つけてきては、常務に得意げに報告してから、全部部下に押しつけてくるような人でした。ところが、仕事の優先順位がつけられない人で、全部が優先順位が高いとしか言わなかったので、部下たちはみんな困惑していました。

 

 部下たちは連日10時を超える残業をさせられ、部長より早く帰ろうとすると、資料はきちんとできているのだろうな?といちゃもんをつけて、帰らせてくれませんでした。部長は婿養子なので、家に帰っても居場所がないとのことで、部下たちを道連れに残業をさせているという噂がありました。

 

 部長が10時過ぎに帰るや否や、部下たちも慌てて帰宅の支度をして、こぞって退社していく風景がそこにはありました。日にちが経つにつれ、部長の態度がモンスター化していくのでした

 

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