ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.96 ストレス対処法 手柄を横取りする人

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No.】 96

【ストレッサー】 手柄を横取りする人

【内容】    自分の発案したアイデアを、他人が自分のアイデアとして経営者に報告して手柄を横取りされてしまう

【分類】    B 人間関係

【効果】   ★★★★

【対処法】  手柄の横取りをする人は、責任逃れもするので、被害者同士で情報交換しながら対応策を考えてみる

【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型

【解説】  またもや昨日の味噌と糞の区別ができない部長の再登場です。小生が3日がかりで作成した10ページを超える報告書をテーブルに置いて、一生懸命に常務に報告しているところを目撃してしまいました。内容についていろいろと常務から褒められて、鼻をピクピクさせて得意顔になっている部長の姿がありました。その後、小生に感謝の言葉があるのかなと思っていたのですが、全くありませんでした。

 

 被害にあったのは小生だけでなく、他の同僚も手柄を横取りされていました。他人のアイデアを盗むのは図々しいことであり、盗むこと自体もこの上なく腹立たしいことです。しかも、悪びれる様子が全くなく、上司に自分の提案として報告している時の、得意顔で報告しているその姿が目に焼きついてしまって悔しくてたまりませんでした。

 

 さらに、何かまずいことがあった時には、平気で責任を部下になすりつける癖も持ち合わせていました。問題が発覚すると、俺は関係ないと逃げてしまい、部下を頭ごなしに「お前のミスだ」と勝手に責任を押しつけるような態度を平気で取り、見ていて驚いてしまいました。

 

 パワハラの認識が今よりもずっと緩かった時代の話なので、今だったら間違いなくパワハラ認定がされる出来事でした。その部長が着任してわずか数カ月の間に部下が3人も辞めてしまうという苦い思い出があります。今風に言うと、いわゆるモンスター社員だったのかなと思います。部長の上司の本部長は部長の解雇を常務に提言したそうですが、常務が部長のことを大変かわいがっていてダメだったということを聞きました。そのうちに、人事部を通じて社長の耳に部長の悪い噂が耳に入って解雇に至ったとの事でした。

 

 その後、約20余年間で、手柄を横取りする人に3人出会いました。いずれも、責任の問題が発生すると責任を他人のせいにする癖も持ち合わせていました。最近の例として約1年前の出来事でしたが、グループワークで問題が発生した時に、連帯責任なのに「俺は関係ない」とつぶやいて責任を残りのメンバーに押しつけて逃げるような人がいました。

 

手柄の横取りは泥棒と同じですよ!!?

【余談】 手柄を横取りする人への対処法

 

 最近、いろいろ心理学を学んでいると、人の手柄を盗む行為と、人に責任を押しつける行為は、同じ心理が働いているそうです。本人には、手柄を奪ったとか責任を押しつけたといった意識がないようです。当時は、「何で手柄の横取りを平気でできるんだろうか?全くひどいことをするなぁ」とか、「責任逃れは絶対にあり得ない!」と小生も含めて周囲の人たちも考えていました。

 

 成功してうまくいっている時は、自分の貢献を拡大解釈して自分の手柄だと考え、失敗した時は自分の責任を過小解釈(評価)して、自分のせいではないと都合のいい考え方をしています。認知の歪みである拡大解釈と過小解釈(評価)ということが今になってわかりました。

 

 ということで、今後、他人の手柄を横取りする人に出会ったら、その人は責任逃れもするので、被害者同士で情報交換しながら対応策を考えてみるようなことが有効かもしれません。ひとりで考えるよりも複数人で話し合った方がいろいろと知恵が働き、グッドアイデアが浮かんでくるものです。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。