ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.272 ストレス対処法 突然の海外赴任の辞令

当ブログは広告を利用しています

No.】 272

【ストレッサー】 突然の海外赴任の辞令

【内容】    部長の解雇が決まった後、小生には海外子会社出向の辞令が出てそのまま退職しようと考えてしまう

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★★

【対処法】  子どもの頃から、「国際舞台で活躍できるような仕事をしたい」という大きな夢を持っており、実現のために前向きに考えてみる

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】 1990年代にいた会社で、上司の部長のパワハラで部下が3人も辞める事態になりました。小生も大勢の前で、パワハラで何度も一方的にののしられましたが、母の血筋か必死になって無言で堪えておりました

 

 ある日、人事部の課長に極秘で呼ばれて面談をすることになりました。問題の部長の件での聞き取り調査でした。部長のせいで部下が3人退職した事実を話したとともに、状況を包み隠さずにすべてありのままを報告しました。

 

 恐らく、小生の証言によって部長の解雇が決まりました。しかし、喧嘩両成敗と取られてしまったのかもしれません。部長退職の後、小生には海外子会社出向の辞令が出たのでした。しばらくは、そのまま退職してしまおうかと考えていました。

 

 すぐに年末年始休暇となって、しばらく考える時間がありました。子どもの頃から、「国際舞台で活躍できるような仕事をしたい」という大きな夢を持っていました。それが実現できるという嬉しさも少なからずありました。

 

 幸い、赴任する国は英語圏であまり言葉には不自由しないかもしれないと思い、行くことに決めました。一方、その時に付き合っていた女性に、いっしょに行こうよと声をかけたのですが、「ノー」という答えでした。残念ながら、彼女とは別れることになりました

 

 身の回り品のほとんどはトランクルームに会社負担で預けて、住んでいた賃貸マンションを引き払い、いよいよ出国当日には、大きなスーツケースがやけに重かった記憶があります。

 

 空港では26キロと計量され、超過6キロ分については航空会社と小生で折半で負担という交渉で超過料金(記憶上15000円くらい?)を取られてしまいました。ヨ〇〇シカメラで買ったノートパソコンとプリンターを持参していました。

 

 現地ではプールつきの家具付きマンションに住むことになりました。場所も日本で言うと銀座に建っているような1等地にありました。2ベッドルームで2世帯が住め、トイレや風呂が2個ずつついていました。広さは100平米以上あるところにひとりで住むことになりました。家賃は日本円で月額28万円もしましたが、会社負担でした。

 

 それと日本の給料とは別に、現地でも給料が10万円代前半相当が出ました。それでも、現地スタッフの給料よりも高かったのです。さらに、マンションと会社への往復タクシー代が日額1000円程出ました。バスが片道30円、鉄道が40円で物価が安く、昼食200円、夕食300円くらいですみました、日々の生活はタクシー代を浮かして賄っていたような感じでした。

 

 おまけに、海外出張がやたら多くて、別途日当が1日あたり3000円くらい出たと記憶しています。当時5年間有効のパスポートは全部で32ページでしたが、すぐにスタンプでいっぱいになってしまい、現地の日本大使館で24ページを追加してもらい、分厚いパスポートになってしまいました。

 

他の人よりも分厚いパスポートが自慢でした。

 

 元々海外旅行が趣味でしたが、海外旅行ならぬ海外出張がすべて会社負担ということで、生活はそれなりに楽しめたと思います。まさに趣味と仕事のコラボレーションが起きていたのでした。

 

 それと、国内の給料とボーナスは健康保険と年金などが控除されましたが、残金は手つかずの状態で、現地の給料も半分くらい残ったことは、帰国後に非常に大きな意味を持つことになりました。人生が変わる大きな出来事がふたつも起こりました。(つづく)

 

いつもお読みいただきありがとうございます。