ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.97 ストレス対処法 内定から入社まで不安の嵐

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No.】 97

【ストレッサー】 内定から入社まで不安の嵐

【内容】    就活で企業から採用の内定をもらったが、入社までの期間があり、底知れぬ不安に襲われてしまう

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★★

【対処法】  内定ブルーは誰にでも起こりうるので、あまり気にしないようにするか、どうしても気になるなら原因と対処法を考えてみる

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

【解説】  知人が中途採用で内定を得て大変おめでたい話ですが、当の本人は入社にあたって不安だらけでたまらないと言っていました。小生も何度か中途入社の経験がありますが、毎回のように内定から入社までの期間に底知れぬ不安を感じていたことを思い出しました。

 

 内定から入社までの期間に起こりがちな「内定ブルー」ですが、不安の大小の差はありますが、誰にでも起こりうるものです。内定した企業に対して、不安を感じ、気分が落ち込んでしまう状態のことです。「マリッジブルー」と似ているかもしれません。

 

 就職への期待や喜びとは裏腹に不安要素もあり、人は時間に余裕ができると、不安なことを考えるために時間を費やしてしまうところがあります。主な「内定ブルー」の原因と対処法をまとめてみました。

 

原因自分のやりたい仕事ではないかもしれないという不安
対処法👉自分のやりたいことは何だったのか、再度自己分析をして、その企業に就職した時に、自分が得られるメリットを考えてみる
対処法👉どうしても合わなければ転職することもできるし、選択肢がひとつではないと考えてみる

 

原因内定をもらったら燃え尽きてしまったような不安
対処法👉内定がゴールではなく、入社して長く安定して働き続けることが目的だと改めて理解する

 

原因自分の意思ではなく周囲の意見やアドバイスで企業を決めてしまった不安
対処法👉自分が本当にやりたいことは何なのか自分主体で改めて自己分析をしてみる
対処法👉周囲の人々が支えてくれるからこそ充実した人生を過ごすことができることもあり、いろいろと身近な人に相談してみて、共感してくれたり、話を聞いてくれたりするだけでも心の負担は軽くなる

 

原因その企業で自分の実力が発揮できるかとか、スキル不足で企業の期待に応えられるかという不安
対処法👉新たな強みを増やすような仕事に関連した資格の取得を目指してみる

 

原因第1志望の企業じゃなかったことで自分自身に納得できておらず、素直に喜べない不安
対処法👉第1志望でなくても、その企業を選んだ理由を思い出し、入社して働いてみるのも選択肢のひとつと考えてみる(受験で第1志望ではない学校に入った人ならば、その経験を活かそうと考えてみる)

 

原因他の内定先の方がよかったかもと考えてしまい。本当にこの企業でよかったのかという不安
対処法👉その企業を志望した動機や理由をもう1度思い出し、仕事に興味があったとか、会社の雰囲気がよかったとかに気づいて意欲を高めてみる

 

原因新しい環境へ飛び込むことに対する緊張や不安
対処法👉新しい趣味を見つけたり、旅行へ出かけたりしてできるだけポジティブなことに時間を費やしてみる

系統図を描けば、問題解決の具体策が見えてきますよ!!

【参考】 系統図による問題解決の見える化

 

 系統図法は、目的を達成するための手段をツリー状に配置する手法で、問題解決の具体策を見つけることができます。ある目的を達成するための手段を考え、その手段を今度は目的にして、その目的に対する手段を考えるという作業を繰り返します。このような作業によって最終的に実行するための手段にたどり着き、手段を整理しやすくなり一目でわかるというメリットがあります。

 

 例えば、「入社前に身につけておきたい技術」という目的に対して、「所属部署での人間関係」、「報連相&ビジネスマナー」、「PCスキルの習得」と3つも手段を思いつきいつきました。今度は「所属部署での人間関係」を目的ににして、「仲間として溶け込む」と「明るい雰囲気を作る」の2つの手段を思いついつきました。さらに、「仲間として溶け込む」を目的ににしてみると、「チームワークを習得する」と「納期を意識して仕事する」の2つの手段が出てきました。

 

 同様な作業を繰り返して完成したのが添付してある図になります。一番右側にある13個の手段を実施すれば、最終的に「入社前に身につけておきたい技術」という目的を達成ができ、入社前の「内定ブルー」の不安が解消するということを見える化してみました。(本当に解消するかどうかは本人の気持ちの持ちようにもよります)

 

 これらの13個のスキルは入社前だけでなく入社後も引き続き実施した方がいいかもしれません。しかし、これはほんの一例なので、これをヒントにして皆さんのやりやすい方法やスキルで修正していただければ幸いです。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。