【No.】 208
【ストレッサー】 聞く相手を間違えてる質問
【内容】 新入社員同士の会話を聞いて、聞く相手を間違えている質問に憶測で回答をしている人を見て気になってしまう
【分類】 B 人間関係
【効果】 ★★★
【対処法】 聞く相手を間違えていることに気づかない相手から結果を責められる可能性があるので、わかりませんと答える方が無難と考える
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】 新入社員が会社に入社すると、研修などで必ず報連相を学びます。具体的な内容は小生は参加していないのでわかりませんが、報告・連絡・相談の具体的な仕方や内容をロールプレイングで学んでいると聞いています。
そんな新入社員同士の会話が聞こえてきました。午後2時から3時までの1時間に、人事部担当による新入社員4名の個人面談がありました。午後2時になってひとりが面談室に入り、面談対象者の男性Aさんが女性B子さんに質問をするのが聞こえてきました。「僕は面談何時なのでしょうか?」ふたりは全く別の部署で、会話をしているのを今までに見たことがありません。
一瞬困惑の表情を見せたB子さんは、「今面接している人が始まったばかりだから、次の人は2時15分頃と思いますよ」と憶測で回答していました。そして、2時15分過ぎにB子さんが呼ばれた瞬間、Aさんの表情がムッとして曇る様子が見て取れました。
Aさんの表情から小生が読み取ったのは、Aさんが質問の相手を間違っていることに気づいていない点です。B子さんも面談をされる側で、彼女も面談時間や順番は知らされていない立場で、「僕は面談何時なのでしょうか?」という質問は、人事部の人でないとわかりません。そして、2番目の問題は、B子さんの言った「次の人は2時15分頃と思いますよ」という回答の、次の人がAさん本人だと勘違いしていたことです。
2時半頃になってB子さんが面談室を出てAさんが面談室に入るのを見届けてから、B子さんに話しかけました。B子さんとは同じ部署でふだんから仲良くしているので老婆心からアドバイスしました。
「本来、自分の回答すべき内容でない質問に対して、憶測で答えない方がいいですよ」とアドバイスしました。一瞬、彼女の表情が怪訝そうな様子に見えたので、「Aさんから質問されて困ったでしょう?」と質問したら、「はい!」と納得してくれたので、Aさんが質問相手を間違っていたことを教えてあげました。
結果として、間違った回答をB子さんはAさんにしてしまった訳ですから、質問相手を間違っていたことに全く気づかないAさんは、B子さんにウソを言ったと文句を言っている姿が頭に浮かんできました。(空想です)
今は昔、小生が子どもの頃、聞く人を間違っているのに気づかずに、親切心で教えてくれた人の回答が間違っていた時、その親切な人を電話でウソをついたと大声で責めているシーンを、今までに何回も見せつけられてきました。
その人の正体は小生の父でした。傍から見ていて、その親切な人が小生の知っている人だったら、羞恥心でいっぱいになったことを思い出してしまいました。そして、後日にその知人に会った時、「子どもに言っても仕方ないんだけど、お前のオヤジ何なんだよ!!」と文句を言われていました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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