ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.273 ストレス対処法 駐在事務所閉所で帰国辞令

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No.】 273

【ストレッサー】 駐在事務所閉所で帰国辞令

【内容】    駐在事務所の閉所が決まり、日本に帰国することになり、給料の二重取り生活も終了してしまうので残念である

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★

【対処法】  億万長者の夢は消えてしまったが、マイホーム購入の頭金ぐらいの預金ができたので、その方向で前向きに考えてみる

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】 当初は、半沢直樹よりも早い喧嘩両成敗による子会社出向と思っておりましたが、異国の地でも住めば都といったところでしょうか。現地の生活にも慣れて、永住ビザを取ってもいいかなと日本人の同僚と雑談で盛り上がることもありました。治安が日本よりも遥かによく、地下鉄サリン事件などが起こることはありえないような国でした。

 

 ルーティン業務は現地スタッフに任せて、小生の主たる仕事は、世界中にある優良な取引先の新規開拓でした。知名度のある会社だったので、いろいろな企業から取引をしたいという話が次々とあり、日時を決めて会社事務所で商談をしました。

 

 小生の直属の上司である部長は、英語はネイティブ並みに達者な人でしたが、実務は全然理解していないし、理解しようともしませんでした。別の業界で海外支店長を勤めたということでしたが、英語さえ喋れればどうにかなる業界だったのかもしれません。英語のスキルがすべてと大きな勘違いをしていました。

 

 現地スタッフたちも、「部長は実務を全然わかっていない」とあざ笑うかのような態度でした。取引先の新規開拓のための出張は、工場見学が多く、品質管理の課長と同行するので、部長よりも品質管理課長とコミュニケーションを取ることが多く、小生と同様に彼も海外出張好きで気が合いました

 

 1回の出張は2泊3日や3泊4日が多く、1回で4~5社を回るような日程を組みました。会社組織なので、海外出張には稟議書が必要で、いつも小生が起案しました。最終的には社長決裁なのですが、100%通ったので品質管理課長から「稟議書起案の名人」と冷やかされました。

 

 営業利益創出部門に所属していたので、小生が新たに開拓した取引先が価格的にいい条件を出して、かつ品質に問題なければ、年間で億単位の新たな利益が見込まれるので、その辺の数字を織り込んで稟議書を起案していました。それだけの利益を出せば、日本人スタッフの高い家賃や現地スタッフの給料、そして、海外出張旅費代もすべてまかなえるという気持ちで仕事をしていました。

 

 仕事もだんだん面白くなっていき、日本の銀行預金の残高も増える一方で、10年も勤めればきっと億万長者になれるのではないかと希望を持っていた矢先でした。突然、駐在事務所の閉所が決まりました。駐在歴が2年と1カ月で終了しました。今改めて振り返ると、小生が一番輝いていた時代だったような気がします。

 

商談内容で、海外出張で見学する取引先かどうかを見極めていました。

 

 駐在事務所閉所から国内の次の職場出勤までに約1カ月間ありました。そのまま日本に帰国してはつまらないと考え、日本への帰路の途中にある英語圏の国で、3週間のバカンスを過ごすことにしました。現地の知り合いにコンドミニアムを3週間予約してもらって、そこで過ごすことにしました。治安のあまりよくない国で、常に現地の知り合いの人を同伴して行動をしました。(つづく)

 

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