ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.307 ストレス対処法 連日の熊被害激増報道

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No.】 307

【ストレッサー】 連日の熊被害激増報道

【内容】    今年の熊による人的被害が過去最多になり、連日のように各地の被害のニュースを見て自治体の無策を嘆く

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★

【対処法】  地元住民を安心させられない自治体では、観光客を安心させることはできないと見なして、しばらくその地域の観光は見合わせる

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】 最近、ニュースなどの報道番組を見ていると、毎日のように各地で熊による大勢の人たちの被害が報道されています。昨日の朝の報道番組では、被害者が熊に襲われた痛々しい顔や体中の爪のひっかき傷を見せて、熊被害の切実な問題を訴えていました。

 

 熊の人的被害は22日時点で、統計開始以降最多になったということをNHKが報じています。今年度に17道府県で160人に達し、過去最多だった3年前の158人を上回ったとのことです。そして、5人が亡くなっているということでした。

 

 秋田県で熊3頭が小屋の中に居座り、地元の猟友会が駆除したところ、数百件の抗議の電話が鳴りやまなかったそうです。それも、名前を名乗らないで、駆除に対する批判を一方的に話すだけで、大半が県外からの電話で業務妨害になっていたとのことでした。

 

 人命最優先のはずが、なぜこういうことになってしまうのか理解に苦しみました。地元に住んでいる人たちの安全と生命が一番大切なのに、どうしてクレームになるのでしょうか? いろいろネット検索してみると興味深い記事を見つけました。

 

 熊を殺すなと主張する人のほとんどは、熊を愛玩動物のように考えていたり、くまのプーさんみたいにかわいいと考えていたり、そもそも話が通じないことが多いそうです。アニメと現実の区別がつかない人が多く、いくら現実の熊が人を襲うような獰猛な動物だと伝えても、理解が難しいそうです

 

 何だかここ数十年間の熊対策へのまずさが招いているような気がしてなりません。首都圏に住んでいると、熊被害の実感は湧かないのですが、自宅の近所で熊が出現したと想像してみれば、捕獲されても山に戻された熊が、またやってくるのではないかという住民の不安が理解できそうな気がします。

 

 熊対策がしっかりできないと、地方の過疎化が止まらなくなってしまう恐れがあります。熊が出没して人的被害だけでなく、農作物の被害を出している地域に好んで住もうとする人はまずいないでしょう。子育てをするにしても、常に子どもへの熊の被害を心配しねければならない親の気持ちは察しがつきます。

 

 また、地元の住民を安心させることのできない自治体では、観光客を安心させることはできません。その結果、熊が出没する地域に観光客も行かなくなってくる恐れも出てきます。

 

 実際、日光の中禅寺湖の近くにある旅館のフロントに、熊が侵入した映像がニュースで流れていました。そして、伊豆半島から絶滅したはずの熊が、河津町で捕獲されたというニュースも見ました。両方とも観光地としてとても有名な場所なのでショックです。

 

熊と出会ってしまった人の証言は貴重です。

 

 ブログで全国各地を回って写真を投稿されている方々も多く、毎回楽しみに閲覧させていただいております。くれぐれも熊の出現にご注意ください

 

いつもお読みいただきありがとうございます。