【No.】 388
【ストレッサー】 香港社員旅行でスリの被害
【内容】 香港のショッピングモールでスリを目撃したので警戒したが、社員のひとりがスリに財布を盗まれてしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 金銭トラブルに巻き込まれた人がふたりもおり残念だが、旅行そのものは社員旅行にしては豪華だったと思う
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】旅行積立金が毎月2000円で年間で24000円も給料から控除されていました。量販店に入社して2年ほど経ちましたが、社員旅行に行くことはありませんでした。ところが、忘れていた頃に香港に2泊3日で行くということになりました。
年中無休の会社なので、全員がいっしょに行くというわけにはいかず、4班に分かれて行くことになりました。飛行機が嫌いということで、仕入部の女性社員はふたりとも辞退していました。1班当たり15人から20人ぐらいのグループになったような記憶があります。
小生所属のグループは5月末の出発になりました。会社に集合してマイクロバスにて成田空港に向かいました。個人旅行だと飛行機の出発の2時間前には空港にいないといけないとガイドブックには書いてありましたが、空港には出発の1時間前ぐらいに到着しました。飛行機の搭乗前には免税店での買い物を楽しみました。
当時の香港の空港は、周囲が市街地になっており、着陸がすごく怖く感じました。香港に到着して、5月だというのにものすごく蒸し暑く感じたのは驚きでした。日本の真夏の蒸し暑さ以上だと思い、これじゃ住むのは大変だと思いました。
早速、観光でショッピングモールに行きました。5,6人のスリが歩いており、次々と歩行者の後ろからズボンのポケットに瞬時に手を突っ込み、財布などを盗む姿を目撃しました。
周囲にいる人たちに「スリがいるぞと」と叫んで警戒をしていました。ところが、社員の男性がスリに財布を盗まれる被害に遭ってしまいました。被害額はわかりませんが、専務と被害者の男性が警察に被害届を出したという話は後で聞きました。
その後、何か所か観光してホテルの部屋に入りました。経理課の3歳年下の男性と相部屋になりました。その後、夕食のために部屋を出ました。マイクロバスで移動になり、海鮮料理で有名なレストランでした。
夕食が終わってホテルに戻ると、相部屋の男性がお金がなくなったと大騒ぎになりました。10万円を香港ドルに両替したそうですが、全額をベッドの布団の上に置いてあったのがなくなっているということでした。
他の社員の人たちは、チップと間違えてホテルの人が持っていってしまったというようなことを言っていました。ホテルに問い合わせたそうですが、結局、お金は戻ってこなかったということでした。ホテルの室内には防犯カメラはつけられないので、チップ以外のお金を見えるところに置いてはいけないと思いました。
翌日は、お土産をたくさん買いました。シルクのネクタイが1本100円ぐらいだったので10本も買いました。帰り際に、小さな車輪付きの折り畳み式ソフトキャリングバッグが、「3個でしぇんえん、しぇんえん」という誘いを受けました。無視していると、「5個でしぇんえん、しぇんえん」と言われ、ちょうど5人いたので、ひとりあたり200円で購入しました。
お土産を入れるにはちょうどいい大きさでした。その後、この200円のソフトキャリングバッグは、中に衣服を入れることが多かったのですが、20年くらい使用することになり、値段の割には長持ちしました。
翌々日の午前中も観光巡りで、全食事代はツアーに含まれており、個人負担はありませんでした。社員旅行にしては豪華だなと思ったら、会社からも相当額が補助負担されているという話を後から聞きました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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