【No.】 344
【ストレッサー】 心を蝕むパワハラの数々
【内容】 テレビでパワハラ報道を見る度に、過去に受けたパワハラ被害が、現実に起こっているように頭に蘇ってきてしまう
【分類】 D 仕事
【効果】 ★★★
【対処法】 過去は今さらどうにもならないので、自分のためにならない思考に対して気にかけないという脱フュージョンの手法を使ってみる
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】テレビでパワハラ報道を見る度に、心が痛むとともに、過去に受けたパワハラ被害がいろいろと頭に蘇ってきてしまいます。過去に起こったことは、今さらどうにもならないので、脱フュージョンの手法で、何とか対応しています。
脱フュージョンの手法については、下記ブログで紹介しています。
yuyakekoyakeakatombo.hatenablog.com
パワーハラスメントは2001年に登場した和製英語で、社会的な地位の強い者による、自らの権力や組織内の優位性を利用したいじめや嫌がらせのことを言います。最近では、厚労省が「パワーハラスメントの6つの類型」として、ホームページで紹介しています。
そして、同僚間や部下から上司に対しても、優位性を背景に行われるもの等も含まれると拡大解釈されるようになったようです。小生は、今までの人生で、パワハラを体験したり、目撃したりしていますので、いい機会なので書き記してみました。
パワハラは仕事への意欲の低下、心身の健康被害、職場の士気低下などを招き、退職者の増加という結果をもたらします。
❶身体的な攻撃(蹴ったりぶったりする犯罪的行為)
体験談👉子どもの頃、父から「しつけ」の名目で行われた数々の行為は、虐待以外の何物でもなかったと思いました。「恨みや憎しみ」が増すだけで、「復讐心」が芽生えたために、家出をして父とは別々の人生を送ることにしました。(職場のパワハラとは違います)
❷精神的な攻撃(脅迫・名誉毀損・侮辱・暴言・長時間の叱責)
体験談①👉25年くらい前にいた会社で、中途入社した部長が取引先の人たちの目の前で、部下の人格否定の叱責を行い、3人が退職してしまったことがありました。
体験談②👉10年くらい前にいた会社で、社長が男性部下全員に対して、大勢の前で怒鳴りつけることを繰り返していました。ある日、女性社員にもしてしまい、退職後通報されて、ハローワークでの求人ができなくなりました。
❸人間関係からの切り離し(仲間外れ・無視)
体験談👉25年くらい前に「隔離部屋」と称する、窓がない部屋に数人配属されたという話が社内であり、裁判沙汰になっておりました。
❹過大な要求(業務上明らかに不要なことの強制、仕事の妨害)
体験談👉仕事の優先順位のわからない部長が、部下にムダな仕事をさせたために、結果的に、優先順位の高い緊急で重要な仕事の妨害になりました。他部署からのクレームが殺到しました。(精神的な攻撃と同じ部長)
❺過小な要求(能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じる)
体験談👉15年くらい前にいた会社で、部署内の仕事に馴染めなかった元同僚が、異動先の部署で草むしりさせられていたのを目撃しました。その後、その人は退職をしました。
❻個の侵害(プライベートなことに過度に立ち入ること)
体験談👉アラサーの頃いた会社で、直属の上司から「おまえ、いつになったら結婚するのか?」と言われたことがありました。当時のホームドラマなどでは、よく見かけたシーンで、小生も全然気にしていなかったのですが、今はNGのようです。
現在では、パワハラ相談窓口が会社では設けられているようですが、同族会社では相談内容が加害者に筒抜けになるケースもあります。そのような時には公的な機関に相談した方がよさそうです。
都道府県や市などでは、無料の「労働相談窓口」があり、小生は10年くらい前に何度もお世話になりました。国の機関としては厚労省に「総合労働相談コーナー」という相談窓口があります。
10年前に労働基準監督署に行きましたが、労働基準法の番人で、パワハラは扱っていないと言われてしまいました。しかし、時代が変わったようで、現在では、労働基準監督署でもパワハラ相談を受けつけているようです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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