ストレス解消法のブログ

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No.319 ストレス対処法 二重価格制度への不信感

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No.】 319

【ストレッサー】 二重価格制度への不信感

【内容】    海外出張に行った国で、空港税などが自国民と外国人と金額が違う二重価格制になっており、不信感を抱いてしまう

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★

【対処法】  二重価格制に差別的な感じがして、非常に不愉快になったが、もうその国には行かなければいいだけのことと思うようにする

【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型

 

【解説】 若い頃の家電量販店では、今のようなポイントカードがなく、店頭表示価格に斜線/が引かれて店員さんとの駆け引きで購入価格を決めていました。家電量販店に限らずそのような形態の店が多かったような記憶があります。

 

 一方、大手チェーンスーパーマーケットの売場責任者と話をする機会があり、そのスーパーでは「すべてのお客様に同じ商品ならば、公正に同一価格で販売します。」という方針を聞いたことがあります。

 

 もちろん、バーゲンセールとかあって同一商品の販売価格の変動はありますが、その時に買いたいお客様には、すべて同一価格で提供することで、信用・信頼が得られるという考え方です。

 

 今から30年ちょっと前に、ヨ〇〇シカメラがバーコード付ポイントカード導入で、すべてのお客様に同一価格で提供することで、店員さんの価格交渉の負担が軽減されたそうです。他の家電量販店も類似の方式を採用しており、全くなくなった訳ではありませんが、店員さんとの価格交渉は少なくなったように思われます。

 

 地元の商店街では、店員さんとの価格交渉をするお店が残っております。同じ商品でも交渉がうまい人は安く買え、交渉が苦手な人は高い価格で買ってしまいます。その二人が比較し合うような場面を想定した場合、高く買わされた人はそのお店に対する不信感を抱き、もうそのお店では買い物したくないと思うかもしれません。長期的な視点で考えると、すべてのお客様に同一の価格を提供しているお店の方が長続きしそうな気がします。

 

空港税が自国民と外国人と金額が違うなんて不愉快でした。

 

 さて、今から25年くらい前に海外に住んでいた頃の話です。娯楽がほとんどない国で、日本人ではゴルフ派とカラオケ派に分かれていた感じでした。小生はゴルフをしないのでカラオケ派でしたが、カラオケスナックが二重価格制でした。現地の人が利用する金額と日本人などの外国人が利用する価格が2倍くらい違いました。

 

 現地スタッフふたりとカラオケスナックに行ったことがありました。会計の時に、店側が現地の二人には現地人価格が、小生には外国人価格を請求しようとしたのです。すると、現地スタッフが抗議をしてくれて、小生も現地人価格適用で丸く収まりましたが、日本人同士で行ったら全く気がつきませんでした。現地のスタッフは、そういう二重価格制のお店が多いから注意してくださいと教えてくれました。

 

 そして、今から15年ほど前、別の国に海外出張した時に驚いたことがありました。その国では空港税が自国の人と外国人とでは、別額になっており二重価格制でした。動物園の入場料も二重価格制でした。それも堂々と金額が書かれていました。国家のお墨付きでそのような差別的な二重価格制度があることに驚きました。恐らく小生は差別的な感じがして、非常に不愉快になりました。仕事でその国に訪れていましたが、プライベートでは行きたくないと思いました。

 

 現地の人に、この二重価格制度の理由を聞いたことがありました。「私たちは国に税金を収めています。外国人は税金を払っていないから当然です。」という回答でした。日本では、日本人は税金を収めていますが、外国人に対して高く払わらせるような公的機関はなかったと思います。「おもてなしの国が、そういう差別的なことをしたりはしないと信じたいです

 

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