ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.330 ストレス対処法 大学で卒論がなかったこと

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No.】 330

【ストレッサー】 大学で卒論がなかったこと

【内容】    友人たちが大学の卒論のことで話題が盛り上がると、卒論がなかった自分を寂しく思ってしまう

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★★

【対処法】  卒論がなかったことで、羨ましいと言われることもあるし、自由で充実した学生生活を送ることができたと考えるようにする

【ストレッサー型】 2 オドオド自信喪失型

 

【解説】 小中学生の頃の話ですが、兄や姉が大学に通学している同級生から、大学の様子を聞く機会が多かったと思います。小生の抱いていた大学の印象としては次の4つでした。

 

卒業論文を書くのが大変
❷第2外国語を勉強する
❸休みが半分もある
❹アルバイトができる

 

 小生の入学した大学の学部で卒論がないと知ったのは、入学してからでした。同級生に聞いたら、やはり入学して初めて知ったという人が多かったようです。

 

 小生にとっては、卒論がなかったことは、未だに「人生で2番目に嬉しい出来事」です。(ちなみに、人生で1番嬉しい出来事は、卒業試験の中止です。)

 

 他の学部では卒論があったようですが、小生の学部ではありませんでした。大学の近所には製本屋さんが何軒かあり、卒論をしっかり製作したい学生には重宝したかと思われました。

 

 どうして卒論がないのか、学生の間ではいろいろと意見が出ました。卒論がない方が、公務員試験に合格しやすいとか、国家資格試験に集中できるとか、そういった理由かと思っていました。

 

 毎年のように、大学別に合格者数がランキングされており、できるだけ合格者数を稼いでおいた方が大学の名誉になり、受験生に人気が出るようになるのかなと思ってました。

 

 しかし、最近知ったのですが、実習の体験ができないために、研究成果として一定の水準以上の卒業論文を書くのが非常に難しいということのようです。

 

 国家資格がないと実務が全くできないので、机上であれこれと考えるような論文では、あまり面白みがなく、レベルが低くて意味がないということなのでしょう。

 

 若い頃は就職面接試験で、面接官から「卒論についてお聞かせください」というような質問を何回か受けたことがあります。小生は卒論がなかったとしか答えることができず、場がしらけてしまいました。

 

 お互いに気まずい思いをして、偶然かもしれませんが、内定につながったことはなかったような気がします。就活ネタが他人よりもひとつ少ないという欠点を実感しました。

 

 あと、社員同士で卒論の話題で盛り上がることは何度も経験しています。ほとんどの大卒の人たちは、卒論に関しての4年間の集大成という成果や、苦労話などの思いは強いモノがあり、気持ちは十分に理解できます。

 

 小生に話を振られて卒論がなかったことを話すと、空気が変わってしまうのを何度も経験をしました。「ずるい」と言われて「遊び放題だったんだね?」と冷やかされたり、「そんなの大卒じゃない!」と笑いながら冗談で言われることもありました。これも卒論がなかったことの欠点かもしれません。

 

 一方、卒論がないことによるメリットもたくさんありました。自由な時間が多く取れたので、小生のように学費を自分で稼がなければならない学生には、アルバイトをする時間が取れて助かりました

 

 卒業に必要な単位さえ取れれば卒業できるので、卒業のしやすさがあったと思います。卒業への不安が少ないというのは、精神的にも助かりました

 

 もちろん、人によってはその自由時間が増えた分、公務員試験の勉強をして合格したり、国家資格試験に集中して勉強している人もいました。就職活動に集中できた人もおり、早々と就職内定を決めていた人も大勢いました。

 

大学で卒論がなかったのですが、良かったことと悪かったことを経験しました。

 

 最近では、卒論を課さない大学や学部が増えているようで、第2外国語を課さないところもあるようです。世の中の価値観が多様化したということか、少子化に伴って、大学の方も必死に生き残りを考えているということなのかなと思った次第です。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。