ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.329 ストレス対処法 大嫌いで苦手の面倒なこと

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No.】 329

【ストレッサー】 大嫌いで苦手の面倒なこと

【内容】    人前に出て司会役や進行役をするのが苦手で、考えるだけでも嫌になって体調を崩してしまう

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★

【対処法】  自分を責めずに苦手で大嫌いと認めた上で、人の顔を極力見ないようにし、うまくできた時はご褒美に大好物を食べてみる

【ストレッサー型】 2 オドオド自信喪失型

 

【解説】 若い頃の小生には、社会人になってから、会社で苦手の面倒なことがあることに気づきました。人前で立って注目を浴びて話すのが、とても大嫌いでした。特に、司会役や進行役をするのは嫌でたまりませんでした。ひどい時は、足が震えて立つのがやっとという状況になりました。

 

 何とかその大嫌いで苦手な面倒ごとが終わると、膨大なエネルギーを使い果たしてしまってヘトヘトになってしまうのでした。できれば受けたくない仕事でした。日直制度のある会社にいたことがありますが、憂鬱な日々を過ごしていました

 

 1カ月に1回日直で20人以上の人たちの前で進行係をしていくのは、考えるだけで心のエネルギーを大きく奪われておりました。前日の夜からなかなか睡眠に入ることができず、いつも寝不足の状態で緊張しながら出勤していました。

 

 当時は、医師にも相談したことがあります。脳のMRI検査をしていただきましたが、脳には何の異常もなく、あまり深く考えなくてもいいようなことを言われた記憶があります。そして、嫌な仕事は思い切って減らしてしまうことが大切だと言われました。かと言って日直当番は輪番制で、管理職以外は全員参加していましたので、断る方法が思いつきませんでした。

 

 ひとつ気がついたことがあり、立っていると足に震えが出てきますが、座っている時は、たとえ注目を浴びても足が震えることがありませんでした。日直当番で椅子に座って進行すれば、もしかしたら大丈夫そうでしたが、口に出して言う勇気がありませんでした。

 

 次に思いついたことは、上がり症な人に対して、テレビ番組で対処法として、「観ているお客さんを人ではなくかぼちゃと思うようにする」というのを聞いたことがあり、思い出しました。しかし、同僚たちの顔をとてもじゃないけど、かぼちゃにはどうしても見ることができないと思いました。

 

 そして、考えたのは同僚たちの小生に注目している顔を見なければいいということに気がつきました。幸い、日直の進行マニュアルが作成されており、そこに書かれている文字に集中して、同僚たちの顔を極力見ないようにすることにしました。

 

 苦手意識は消えることはありませんでしたが、人の顔をあまり見ないことで、何とか震えずに日直を勤めることが可能になりました。

 

 うまく行った日の夜には、自分へのご褒美としてケンタッキーのフライドチキンなどを食べることにしました。ひたすら耐えているばかりではなく、スモールステップの行動を起こしてみることで、自分の心が変化していくことを実感しました

 

大勢の人たちに注目されると震えてしまうことがありました。

 

 今から15年くらい前に人前で緊張する原因がわかりました。高血圧で震えてしまったようです。現在は、血圧も服薬で正常値を保っており、人前で震えることはなくなり、大嫌いで苦手の面倒なことにはならなくなりました。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。