【No.】 369
【ストレッサー】 労働基準監督署の対応
【内容】 月に200時間以上の残業で、残業手当と休日出勤手当が出ないことで相談したが、全く相談にならない対応に驚く
【分類】 D 仕事
【効果】 ★
【対処法】 これが俗にいうお役所仕事なのかなと思い、諦めることにする
【ストレッサー型】 5 ヘトヘト疲労困憊型
【解説】4月より前年比110%の厳しい予算を持たされ、25日の時点では70%ほどしか売上がありませんでした。小生としては、一生懸命になって平日は11時過ぎまで仕事をし、日曜日はスーパーの店頭に立って店員のふりをして自社製品を売っておりました。
前年度比10%アップという売上目標だけが先走って、それを裏付ける具体的なネタは何もなく、ただの精神論でしかありませんでした。ゴールデンウィーク休暇に帰京する許可を直属の上司に取ったにも関わらず、隣の課のいつもの嫌がらせオジサンが、「おまえ、予算が達成していないクセによく帰れるな? 俺たちはゴールデンウィークも店頭に立って販売するんだよ!」という有様でした。
他の若手社員がレジャーに出かける話を聞きつけると、同じようなことを言って嫌がらせをしていました。まさに、新入社員研修で受けた「やればできる。やらねばならぬ。目標必達!」と大声を出してやらされた、軍隊調の研修の影響を多大に受けているのは歴然としていました。洗脳されると人の心を失ってしまうという、オジサンは被害者だったのかもしれません。
ゴールデンウィークでは、帰京して退職に向けて確認しておくことがありました。不動産屋を回って1LDKの家賃相場と必要な総費用の確認でした。できれば、実家の徒歩圏にあるアパートがいいと考えておりました。家賃が地方の2倍の5万円もかかり、敷金、礼金、仲介手数料で総額で約30万円必要だと理解しました。
それと、引っ越しの荷物と運賃をできるだけ減らすために、海外旅行に使用した大きなスーツケースに冬物の服を入れて、さらに、当面使わない荷物を大きな手提げ袋に入れて持ち帰りました。
彼女とは電話だけの遠距離恋愛状態がしばらく続いていましたが、約4カ月ぶりで会うことになりました。それまでは6月いっぱいで退職することを伝えていましたが、6月のボーナスをもらってから退職した方が得策だと気づき、1カ月ほど伸びることを伝えました。ボーナスが1回あたり平均2.5カ月分支給されていたので、ボーナス支給日までは猫を被って真面目に働こうと思いました。
ゴールデンウィーク明けに、女性社員がふたりも次々と退職をしました。ひとりは勤務時間中に上司と大喧嘩になり、泣きながら帰宅をしてしまい、そのまま退職しました。今で言うパワハラがあったようです。もうひとりはベテランの方で、「この会社ははっきり言って最悪!!」と捨て台詞を残して退職しました。女性にとっても働くのに環境が非常に悪い会社なんだと痛感しました。
さらに、隣の支店では労働基準監督署の摘発があったということが、朝礼で管理課長から報告がありました。徹夜して16時間を超えた勤務だったにも関わらず、休ませずにそのまま働かせたのが理由だそうでした。従業員の家族からの通報があったそうで、十分に注意するようにとのことでした。
それを聞いて、有給休暇を取って地元の労働基準監督署に行って相談をしてみました。タイムカードがなく、証明するものは何もありませんでしたが、月に200時間を超える残業があり、しかも残業代や休日出勤手当が全く支給されないことを伝えました。
ところが、「まずは会社に相談し、それでも解決しなかったらまた来てください」という回答に耳を疑いました。会社に相談できないからわざわざ来たのに、時間と手数だけかかって、融通がきかないやり方なので、無駄骨を折ってしまいました。(つづく)
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