ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.407 ストレス対処法 人生で最大の仕事のミス!?

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No.】 407

【ストレッサー】 人生で最大の仕事のミス!?

【内容】    指定納期に対して2カ月も遅延する部品が発覚して、そのままだと生産に大きく影響を与えてしまうと大騒ぎになる

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★★

【対処法】  人生最大のピンチだったが、似ている部品が見つかり、何とか生産に間に合い、危機を乗り越えるノウハウを身につける

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】資材調達の仕事において、仕入先担当者との人間関係をお互いに築いていくのが非常に重要なポイントでもありました。その人に頼めば何とか納期に間に合わせてくれると思えるようになれば、小生の仕事が非常に楽になります。

 

 短納期の無理なお願いをしても、営業担当者が生産部門にうまく調整をしてくれて、生産計画を変更してでも間に合わせてくれると、ますます、その仕入先への信頼度は増していきます。

 

 ところが、企業では人事異動が当たり前にあって、担当者の変更は常に起こります。担当者が変わると、後任者との信頼関係を新たに構築していかなければなりませんでした。後任者が仕事を知っているベテランならまだしも、新入社員が後任者となって、小生の人生での最大級の失敗が起こりピンチになりました。営業初心者のため、部品が1点でも足りないと生産ができないということを知りませんでした。

 

 それは、納期確認の商談をしている時に発覚しました。1週間後に納期設定をしている部品の納期回答が2カ月後という回答でした。これを聞いて生産を止めてしまうと危惧したので、課長を呼んでいっしょに商談に加わってもらいました。

 

 課長が生産管理に生産計画を確認してもらったら、その納期回答では間に合わないことが確認できました。さらに、異変に気づいた声の大きな部長も加わり、クシャおじさんのように顔を上下に縮めた表情で大騒ぎになりました

 

 その部品は、アンテナ線の先に接続する「コネクター」という部品で、注文数量は2万個でした。部長は生産には直接必要がないが、取扱説明書のビニール袋にいっしょに入れる部品だから製品の梱包の時に、最後に必要な部品だと気づいてくれました。幸い、仕入先の新人の担当者と役員が同席していたので、役員が工場に納期確認をして翌日回答をいただけるということになりました。

 

 仕入先が帰った後、課長と部長から納期確認が遅すぎると指摘を受けました。いずれにしても、仕入先の翌日の回答を待つしかありませんでした。資材調達の仕事をして最大のミスに小生は落ち込みました。

 

 意気消沈している時は、集中力と注意力が高まり、物事を細かく分析できるらしいということを聞いていました。自分の心の中を分析して悩むより、物事がうまくいった時のことを思い浮かべて、細かく分析して解決策を思い描いた方が、意気消沈から立ち直るきっかけが生まれるかもしれないと思いました。まさか、この時は代替品があるとは夢にも思いませんでした。

 

 意気消沈しているのが無駄な時間を過ごしていると自覚した時は、趣味などの好きなことに没頭すれば、忘れることができました。楽しいことに夢中になれば、あれこれネガティブな考えをしないですむことを知っておりました。その日の夜は、自宅がカラオケボックスになっており、動画つきのカラオケセットで思う存分歌いました。

 

仕事での最大級のピンチに追い込まれました!?

 

 翌朝一番で仕入先から電話が入りました。当該部品の納期が1カ月後まで縮まったという回答でした。しかし、これでも製品の出荷に間に合いませんでした。そこで、仕入先からの提案で、同等品のコネクターがあり、在庫が2万個以上あるので、使用の可否を検討して欲しいとのことでした。その同等品のカタログとスペック表を送ってもらいました。

 

 部長に報告すると、設計担当者に電話をしてくれて、大至急、使用できるかどうか確認して欲しいと伝えてくれました。30分くらい経過して小生に電話があり、設計担当者から使用に問題ないので、「特別採用申請書」を発行して欲しいと告げられました。

 

 こうして、小生の最大の仕事のミスは、部長と課長の知恵と、関連部署や仕入先の手助けもあって全くの帳消しになりました。それと、今後は納期に間に合わない時には、同等品を別に探すというノウハウも身につけました


 
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