ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.403 ストレス対処法 カサンドラな職場の雰囲気

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No.】 403

【ストレッサー】 カサンドラな職場の雰囲気

【内容】    仕事が忙しいだけではなく、息がつまってしまうような雰囲気の正体はいったい何だろうと悩んでしまう

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★

【対処法】  正論ばかり言う課長と声が大きくうるさい部長がふたりとも不在の時、部下はみんなリラックスして仕事ができることに気づく

【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型

 

【解説】勤務時間中は雑談をする暇がなく、仕事に追われていました。午前11時半になると昼休みになりました。本社にはいろいろな部署が入っており、食堂のスペースが限られていたので、部署に力があったのか、資材調達部は昼休みが最初の時間帯になっておりました。社員食堂は有名なレストランが入っており、日替わり定食が500円で食べられました。

 

 食事の後は、資材調達部の部屋内で、気の合う若者同士で雑談タイムになっていました。係長でリーダー格の人を中心に、世間話の花が咲く楽しいひと時を過ごしました。12時半になると、午後の仕事が開始になり、みんな慌ただしく仕事をしていました。

 

 定時は5時半まででしたが、だいたい残業は1時間ぐらいで切り上げました。残業手当が1.5倍もつく会社だったので、残業の抑止力になっていたことはなかったのですが、お酒でストレス発散をしている課長から、飲みに誘われることが多かったのです。

 

 課長は世間話を好まなかったようで、飲み会でも仕事の話しかしませんでした。熱心に仕事についていろいろと教えてくれました、結構、酒が入ってくると、口調が厳しくなってくることもあり、エスカレートすると説教になってしまうので、人によっては、飲んだ席で仕事の話をしたくはないと言って参加しない部下もおりました。

 

 課長は自分にも厳しくストイックに仕事をしていました。部品知識も豊富でいろいろと勉強していました。担当を引き継いだ小生には、課長のすごさが手に取るようにわかりました。傍からは見ると、相当のボリュームのある仕事内容ですが、見事にさばいていました。課長と同じような仕事をすれば、きっとうまくいくと信じて仕事をしていたら、何とか仕事についていくことができたのだと思いました。

 

 常に部下がミスをしないように、要所を押さえてあらかじめ注意を促すような指示ができる人でした。課長の指示通り動かないで、部下がミスをしてしまうと、厳しくしかることもありました。小生は課長の指示通りに動いていたので、常に課長とのコミュニケーションを心がけており、大目玉を食らうことはあまりなかったような記憶があります。

 

正論ばかり言う課長と声の大きな部長がおりました。

 

 資材調達部長は50代で、大手家電メーカーで若い時から資材調達の経験があり、台湾やフィリピンで駐在経験もある人でした。知識も豊富にあり、中国語も喋っていました。時々、顔を上下につぶすような表情を無意識にするので、クシャおじさんのモノマネだと同僚に話したら、以降、その仕草を見るとクスクスと笑うようになってしまいました。

 

クシャおじさんを知らない方は下記動画をご覧ください。ビックリ!しますよ?


www.youtube.com


 部長は声が非常に大きく、100メートルくらい離れていても、喋っている内容が普通に聞こえてきました。女性の中には、部長の声が大きすぎてストレスを感じて耳を塞ぐ人もおりました。今振り返ると、部長は少し難聴だったのかなと思ったことがありました。

 

 ある日、仕事に厳しくこだわりを持って正しいことばかり言う課長と、声の大きな部長がふたりで出張して不在だったことがありました。仕事は相変わらず忙しかったのですが、雰囲気がガラリと変わって部下たちがみんなリラックスして、水を得た魚のように仕事をしておりました。これに気づいた管理課の課長が、「うるさい人がいないと、みんな安心して仕事ができるね!」と発言して、爆笑になりました。

 

 そう言えば、小生の子どもの頃も同様の経験をしていたことを思い出していました。父が不在の時は、みんなが羽根を伸ばして幸せなひと時を過ごしていたのでしたが、父帰宅と同時に重苦しい雰囲気になって憂鬱な気分になっておりました。

 

 現在は、カサンドラ症候群という言葉を知っておりますが、当時の職場では、同様の現象が起こっていた可能性があったかもと気づきました。しかし、もう昔の話なので確認のしようがありません。

 

 今後は、うるさくて正論ばかり言う上司がおり、上司不在の時にみんながリラックスするようなことが職場であったら、カサンドラ症候群の可能性を疑ってみるのも、解決策につながるかもと思った次第です。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。