【No.】 442
【ストレッサー】 どんぶり勘定で財産失う1
【内容】 10年以上前に、家計簿を作成するのが面倒になってやめてしまい、預貯金を取り崩すようになってしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 家計簿をつけるようになって、年別の収支実績表を作ることによって、支出の分析ができて貯金が貯まるようになる
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】一昨日気がついたのですが、年金の38万円は33枚の振込用紙が届いており、毎月の給料から1枚から2枚を払う予定でおりました。ところが、家計簿記入をやめてしまって10年以上の歳月が経っており、どうやら「どんぶり勘定」になってしまったようでした。
ここ5年間ぐらいで300万円も預貯金を取り崩しており、ある信託銀行の口座が普通預金だけになってしまいました。それでしかたなく、今回は郵便局の定額貯金から50万円を部分解約するに至りました。
昔のように金利がそこそこあれば、このぐらいの金額の利息はついたと思いますが、残念でなりません。株価が上がっても実感が湧かないと何人かのテレビの街頭インタビューを見ましたが、給料や金利が上がらないとダメなのかなと思いました。
テレビでは給料だけが取り上げられておりますが、お年寄りは年金とか預貯金で暮らしているので、金利を上げないと預貯金を取り崩すだけになってしまうのは理解できます。どういう訳か、金利のアップについては、テレビの各局がかん口令を敷いたようにほとんど触れないのが不思議な感じがします。
さて、話は変わって、「No.439 ストレス対処法 海外赴任前の引越準備」の最後で、「家計簿はこれからお金を貯めるという時には、極めて有効な方法だった」と書きました。しかし、家計簿を記入するだけではダメで、その数字をどう利用するかが大きなキーポイントになります。
異国の地で休日を中心に表計算ソフトを利用して、どういう内容のものを作成したかを説明します。まず、シートを12枚使用して「1月」から「12月」までのタブを作成し、それぞれ月ごとに「現金出納帳」のような書式を作りました。日付、勘定科目、摘要、収入、支出、残高の項目があるものです。
小生のオリジナル書式では「コードナンバー」を入れると摘要と勘定科目が自動表示できる仕様にしました。例えば、vlookup関数を使用して、コードナンバー欄に「28」を入力すると、摘要欄に「夕食」と表示され、勘定科目欄には「主食費」と自動表示されるように作りました。さらに、「項目」欄を追加して具体的な内容を入力できる仕様にしました。夕食ならば、メインディッシュの名前を入れておくと、日記替わりになりました。
そして、13枚目のシートは各月の勘定科目別の「収支実績表」のシートにしました。当時、月ごとの集計はデータベース関数を使用して勘定科目ごとの合計を出していましたが、現在ではピポットテーブルを使用すれば、データベース関数を知らなくても同様のことができます。ご参考までに30代のある年のデータサンプルをお見せします。
突っ込みどころ満載の内容かと思いますが、まず、「月別合計」の欄が1万円単位にきちんと揃っているのは、「諸経費」に計上した金額を貯金箱に入れてちょうどの数字になっています。収入は手取り金額(出張時の日当も含む)のみで、税金、健康保険料、年金、持ち株会、財形貯蓄などは引かれていた内容で、さらに定期券代を引いております。
それと、「住居費」は6月に引っ越しをしており、それまでは前家賃を払っていましたが、8月からは銀行口座自動引き落としに変更になっております。
そして、妻の収入は入っておらず、妻は自分の好きなようにお金を使っています。元々どんぶり勘定なので貯金が全然貯まらないようです。小生からは気が強い妻に生活費を入れるよう提案(本当は使用せずに貯金をしてあげたい)を今までに100回以上しましたが、毎回、口げんかになるのであきらめております。
ただ、この収支実績表を作るだけでは、作らないよりはましですが、まだまだ不十分です。どういうものをさらに作成したか次回に説明をします。(つづく)
いつもお読みいただきありがとうございます。
|