【No.】 457
【ストレッサー】 就活でのさまざまな苦難
【内容】 失業する度に悲鳴をあげるほど就活に苦労をしているが、毎回、どのように進めていったらいいか迷ってしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★★
【対処法】 ビジネスで使用したSWOT分析の手法で、自分の強みと弱みを理解した上で、就活市場の機会と脅威を表にしてみる
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】転職回数の多い小生は、失業する度にいろいろと悲鳴をあげるほど苦労をしました。ここ20年ぐらいは、退職ごとに職業訓練校に4回も通って、自分の新しい職種にチャレンジするために、電気工事や旋盤加工とかCAD操作などの異色の訓練を受けたこともありました。
職業訓練校に通うことにより、失業手当支給の期間延長とともに、SWOT分析をして就活の指針となるようなものを作成しました。自分の長所と短所を明確にして、どのように長所を伸ばしていき、どのように短所をカバーしていくのかをあらかじめ考えておけば、面接試験での受け答えで役に立つと思いました。
SWOT分析
SWOT(スウォット)分析とは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)という4つのカテゴリーの視点で現状分析をして、戦略策定やマーケティングの意思決定、経営資源の最適化などのビジネスで使われているツールです。
資材購買の仕事をしていた時、年度初めの事業計画発表会のプレゼン資料の中にSWOT分析のページを挿入して作成しておりました。そのような経験もあり、仕事だけではなくプライベートにも活用したら効果が出るかもと思い、就活にも応用してみました。
内部環境としては、強みは自分の長所、弱みは自分の短所と置き換え、外部環境としては、就活におけるプラス要因を機会、マイナス要因を脅威と置き換えて表を作成しました。実際に小生が使ったモノは古いので、現在だったらどうだろうという視点で作成し直したものを掲載しています。強みと弱みは読者の皆さんで、自分の特性に合わせて置き換えていただければ幸いです。
①強み:目標達成にプラスとなる内部の特質(小生の例)
・幅広い事務職の専門知識があり、その知識を活かした海外駐在経験がある。
・マルチタスクが可能でピアノ練習効果で2つのことを同時にできるようになった。
・さまざまなストレスに対応したストレスコーピングが500個以上ある。
②弱み:目標達成の障害となる内部の特質(小生の例)
・表面上は年齢的に若い人に負けてしまう。
・ハローワーク求人ではオーバースペックにより企業側から敬遠される。
・ハラスメントには敏感に反応し、転職回数が多い。
③機会:目標達成にプラスとなる外部の特質で市場拡大の可能性や競争優位の可能性など
・コロナ禍が去って労働者の売り手市場になっている。
・2024年問題で求人が増えている業界がある。
・インフレで給料上昇の気運がある。
④脅威:目標達成の障害となる外部の特質で市場縮小の可能性や競争激化の可能性など
・採用ミスマッチを防ぐために適性検査を採用する企業の増加がありそう。
・応募者多数による書類審査での合否の増加が予測される。
・4月は新卒入社で中途入社募集の減少が見込まれる。
就活以外にも、自営業の検討とかマンションの購入などの大きなイベントにもSWOT分析は使えそうです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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