【No.】 468
【ストレッサー】 商談に雑談で非難される1
【内容】 営業経験のない経理部長から、商談で雑談をして遊んでいるという困った発言で非難されてしまう
【分類】 D 仕事
【効果】 ★★★★
【対処法】 雑談が営業担当者と購買担当者が人間関係を築く潤滑油のような役割を果たしていると考えてみる
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】資材購買(調達)の仕事をしていた時、経理部長から商談で雑談をして遊んでいるという困った発言をされてしまいました。それ以外にも、今までに営業経験のない人たちからけしからんと同様のことを言われたことがあります。
大卒後に就職した会社で、小生はルートセールスの営業の仕事をしました。地方都市にいきなり都落ちした気分になりました。直属の上司である課長の隣に座って、スーパーマーケットのバイヤーの複数の人たちとの商談を何度も見学をしました。
課長の商談のスタイルとして、仕事の話は全然しないで雑談ばかりでした。そして、商談時間60分の最後の5分ぐらいで仕事の話を始めていました。小生にとって、目からうろこが出てきそうな気分になりました。
課長の部下であるふたりの副主任たちも、課長の真似をして雑談ばかりの商談を展開していました。その頃の課長は、10年間連続して予算達成をして、優秀なセールスマンとして毎年社長表彰を受賞していたそうでした。課長曰く、「商談では雑談がキーポイントで、営業では販売先との人間関係がモノを言うんだ!」ということでした。
営業の仕事はその会社限りでしたが、資材購買(調達)の仕事をするようになってから、仕入先の担当者は営業マンでした。ほとんどの営業マンが優秀だったのか、雑談ばかりの人たちに恵まれました。小生も雑談が好きだったので、商談の90%以上の時間が雑談で占めていました。
雑談が全くないとすると、たとえば、全然取引のない会社の飛び込み訪問を受けて、いきなり製品を買ってくださいと言われても、困ってしまうと思います。実際にそのような経験があり、暇ではなかったのでお引き取り願いました。
さて、ほとんどが雑談になってしまう商談でしたが、雑談と本題の仕事の順番は下記の3通りあるのかなと分析しています。
①最初から雑談を展開して最後に本題の仕事の話をする
②最初に本題の仕事の話をして、残りの時間を雑談にする
③最初に雑談をして、飽きた頃に本題の仕事の話をし、終わったらまた雑談をする
営業担当者の性格や重要案件があったりして、①から③までのパターンはケースバイケースで変わっていたような気がします。中には、③のパターンをいつも好んで展開する営業マンの人がおりました。
小生が主導権を取っている商談では、②のパターンを個人的には好んでいました。最初に重要案件や懸案事項の話をして安心してから雑談で脱線するパターンが多かったような気がしました。
恐らく、小生の食事の仕方が影響に出ていたのかもしれません。嫌いなモノから先に食べて、最後に大好物のモノを取っておいて、ゆっくりと楽しみながら味わうという習慣です。
結局、雑談が仕入先営業担当者と資材購買担当者が人間関係を築く潤滑油のような役割を果たしているのかなと思いました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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