【No.】 476
【ストレッサー】 インドネシア出張での寝坊
【内容】 前日の夜にお酒を飲み過ぎて、寝坊してホテルのチェックアウト時刻を過ぎて、超過料金を請求される
【分類】 D 仕事
【効果】 ★★★
【対処法】 領収書が合算されるとまずいので、正規料金と追加料金の領収書を別々にしてもらい、追加料金は自腹を切ることにする
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】生産委託会社に面白い人がいるということで、品質管理課長より紹介をされました。その人の役職は工場長でしたが、小生と商談室での一対一の商談になりました。商談と言っても、仕入先ではないので話好きな相手のペースに任せていたら、世間話が次から次へと展開し、90分のほぼ100%雑談になりました。
彼もカラオケが好きで、毎日のようにカラオケラウンジに通っているそうでした。小生は月に3回くらいしか通えていなかったので、羨ましい限りでした。いろいろとカラオケラウンジの楽しみ方を伝授されました。最後に、「品質管理課長といっしょに工場見学に来てください」と一言ありました。仕事の話はこの一言限りでした。
その会社の工場はインドネシアのとある島にあり、シンガポールからフェリーに乗っていくということでした。当社の製品がどのような工程で生産されていくのか、非常に興味がありました。早速、海外出張の稟議書を起案しました。出張理由は悩みましたが、「生産工程を見学することでコスト削減につながるヒントを見つける」というような理由にしたら、承認されました。
メンバーは小生の部下のローカル社員と品質管理課長の3人で行くことにしました。1泊2日の日程で、金曜日に工場見学をして宿泊し、土曜日は島を観光する予定にしました。
工場見学では、工場長は雑談は得意でも、真面目な仕事の話が苦手ということで、部下の生産管理部長が丁寧に工場内を案内してくれました。品質管理課長は何度も訪れていたので、その間、工場見学はせずに工場長と雑談を楽しんでいました。
工場見学をしてよかったと思ったことがひとつありました。モノづくりで不良品が出てしまうのは仕方がないことですが、作業員が不良品を発見したら、不良品を置く場所がたくさんありました。不良品を外部に流出させないという強い姿勢が感じられました。
その場で、生産管理部長には感謝の言葉をかけたと思います。当社のブランドで製品は生産委託されていましたが、万一、お客さんのところに不良品が届いてしまったら、お客さんの当社への不信感は相当なものになるはずです。そのようなことが起こらないように厳しく管理しているのはありがたいと思いました。
夕食は当社が負担ということで、偏食の多い品質管理課長は中華料理ならば食べられるということで、中華レストランでフルコースを注文しました。工場からは工場長と生産管理部長ともうひとり日本人が参加の3人でした。
その後は、カラオケラウンジに行って、工場側の負担で相当盛り上がってしまいました。夜空がたくさんの星できれいで、「南十字星」を探していたと記憶していましたが、小生の頭の周りに星がクルクル回っているような感じで、酔っぱらってしまいました。
翌朝、3人とも寝坊してしまうほど飲んでしまったようで、二日酔いでホテルのチェックアウトの10時を大幅に過ぎてしまい、超過料金を取られてしまいました。当初は観光旅行をする予定でしたが、3人ともそのまま帰るために、フェリー乗り場に向かっていました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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