【No.】 125
【ストレッサー】 口はわざわいの元
【内容】 他人の失言を聞いて、「口はわざわいの元」ということわざを思い出し、嫌な気分になってしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 失言をした人を反面教師にして、失言防止対処法を改めて思い出し、人を傷つけたり、モラルが低い低俗な内容の思考はSTOPする
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】 「口はわざわいの元」ということわざがあります。うっかり言ったことが災難を招く元になり、言葉は慎むべきであるという意味です。うっかり言ってはいけないことを言って、後で後悔するのは誰にでもあるかもしれません。一昨日に「口はわざわいの元」に関連した騒動を報道番組で目にしました。
国家公安委員長が25日のパーティーで、「うな丼をこれから食べようという時に警察庁から電話があった。うな丼はしっかり食べさせていただきました。」というような発言をしたということでした。確かに、大臣という立場の人が、首相が狙われたのに緊張感が全くなく、わざわざ公の場でうな丼を食べたと話すのはいかがなものかと思いました。
野党からは、「職責に対する緊張感がない」とか「閣僚として資質があるのか疑問だ」とか、挙句の果てには、「うな丼大臣”は即刻、更迭してください。」という意見が出ました。これに対して首相は、出張先で事件の報告を受け、必要な指示や情報収集を行いながら業務を継続していたということで更迭を否定とのことでした。
食事は誰でもすることだし、すでに容疑者の身柄が確保されていて首相の無事が確認されていました。仮に大臣が食事をキャンセルして東京に慌てて戻ったとしても、結果は何も変わらないことは明白です。本当に発言には十分に気をつけなければならないと痛感した騒動でした。
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と上から目線で書いている自分に気づきましたが、30年くらい前はみんながいろいろと「今でいう失言」を自覚なく話していたような気がします。ハラスメントという言葉が認識される前の話です。ところが、この30年の間に世に中が大きく変わっているのに、一部のお年寄りの中には失言癖が治らない方がいらっしゃるようです。
小生の昔を振り返ってみると、恐らく心の中に浮かんだ考え(自動思考)をそのまま言ってしまっているということだと思います。しかし、現在の自分は、自動思考で浮かんだことをそのまま口にしていいかどうかを即座に判断して、人を傷つけたり、ネガティブなことだったり、あるいは、モラルが低い低俗な内容の思考はそこでSTOPがかかるようにしています。まだ十分だとは思っていませんが、恐らく30年近くかかってやっと出来上がった価値観だと思います。
【参考】 小生の失言防止対処法
❶よく考えてから発言をすることを心がける
👉失言防止の最善策
❷必要以上のことはしゃべらない
👉しゃべり過ぎると墓穴を掘る可能性が高くなる
❸ネガティブ思考に囚われている時は発言を極力控える
👉そういう時はネガティブ発言をしがち
❹お酒はできるだけ控える
👉お酒を飲むと本音が出て失言しやすくなる
❺日頃からストレスを貯めない
👉ストレスは失言のブレーキを効きづらくする
❻万一、失言をして相手の顔色が変わったら即座に謝罪して失言内容をメモする
👉同じ失言の再発防止策
いつもお読みいただきありがとうございます。