ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.202 ストレス対処法 空気が読めなかった自分

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No.】 202

【ストレッサー】 空気が読めなかった自分

【内容】    若い頃は、空気が読めなかった自分がおり、今の時代に同じことをしたら大変なことになっていたと嫌な気持ちになる

【分類】    B 人間関係

【効果】   ★★★★

【対処法】  空気の読めない言動に親身になって注意をしてくれた諸先輩たちのおかげで、今の自分がいると感謝の気持ちでいっぱいになる

【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型

 

【解説】 KY(空気が読めない)という言葉が新聞に登場したのは、2007年頃と言われています。当初は一部の若者を中心とした言葉が、TVや新聞などで取り上げられて、全国的に言葉の認知度が高まったそうです。

 

 「空気が読めない人」という言葉は、1990年代には存在していたような気がしますが、変った人間というように捉えられていたような記憶があります。しかし、ここまで世間に知れ渡ってしまうと、大多数からもれた少数派を排除しようとするような言葉になり、他人の視線を気にして生きることを強要される、少し残酷な言葉かなと感じてしまいます。


 一般的に「空気が読めない人」とは、その場の状況や雰囲気に合った行動ができず、それに気づくことができない人を言います。自分の気持ちが最優先で、人の話を聞くのが苦手な人だったり、思ったことをすぐに口に出してしまう人や、臨機応変な対応が難しい人などがなりやすいとされています。

 

 原因としては、人の感情を読み取る共感力が低いとか、その場の状況をよく観察できていなかったり、病気の可能性もあるそうです。小生も、30年ぐらい前は「空気が読めない人」だったかもしれません。どのようにして、「空気が読めない人」から脱することができたかを思い出してみました。

 

ちょっと今の発言はねぇ......?

 

先輩や上司から教えてもらっていた
小生が場にそぐわない発言をした時に、「今はそういう発言をこういう状況だから控えないとダメだよ」と親身になって丁寧に教えてくれる上司や諸先輩の方々に恵まれていたのかなと思いました。そのように理由をつけて注意されれば、同じことを繰り返してはいけないと学習をして、その積み重ねで空気を読み取ることが徐々にできるようになったかもしれません。


空気を読めている人の言動をよく観察する
しっかり空気を読めている人の発言や行動を模範として観察することで、自分も同じことを心がけ実行してみました。そのうちに、その人の言動を予想することができるようになりました。そして、こういう場面であれば、こういう言動をするのが模範解答かなと気づくことができるようになりました。


空気が読めなかった失敗から学ぶ
突然、予想すらできないことが起こり、その対応が空気が読めていなかったと失敗に終わることもありました。同じ失敗を繰り返さないように、どうすれば模範解答だったのかを考えることにより、再発を防止する方法を学ぶことができました。


相手の表情から気持ちを読み取る
以前は、相手の顔を見ないでうつむき加減で話したり、顔ではないところを見ながら話す傾向がありました。今は、相手の顔の表情、特に目を見ることをして、相手の気持ちを何とか読み取ろうと心がけています。


言葉と表情が不一致ならば表情を優先して解釈する
相手の言葉と相手の表情が一致していない時は、表情の方が相手の本当の気持ちだと考えています。例えば、相手は「全然気にしていない」と言葉に出していても、表情が気にしているように見えたら、気にしていると解釈した方がいいということです。

 

 現在でも、職場にいる空気の読める人を模範にして、その人の言動を観察して日々研鑽している自分がいます。価値観は時代とともに変わっていくので、過去に「空気を読めた」ことでも、今は「空気の読めない」ことに変わっているかもしれません。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。