ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.162 ストレス対処法 購入後さらに安い店を発見

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No.】 162

【ストレッサー】 購入後さらに安い店を発見

【内容】    安く買ったと思った商品が、他店でさらに安い価格で販売しており、損をしたと後悔して記憶に長く残ってしまう

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★

【対処法】  衝動買いは極力避け、事前にインターネットで市場相場価格を調べて損失を回避する行動を取る

【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型

 

【解説】 若い頃、ある家電製品を安いと思って49800円で購入して喜んでいたら、違う店で偶然全く同じ商品が39800円で売っているのを見つけてしまったことがありました。

 

 結果的に1万円を損したという思考に囚われてしまい、その後もしばらくは悔しさが収まらなく、嫌な記憶として長い間残ることがありました。一度買った商品を他店で見なければいいのに、こういうことを繰り返しては後悔していました。

 

 過去には、購入後でも他店の価格が安ければ、その価格に合わせてくれる親切な店が20年くらい前にありました。小生のように慌てて買物をして後悔する客には大変ありがたかったのですが、そのお店はいつの間にかなくなってしまいました。

 

 今では、インターネットで買う前にどのくらいの価格で売っているか調べることが可能になり、実際に店舗では、ライバル店の価格に合わせられないか交渉したりします。それは購入前だからこそできると認識をしています。

 

 中には購入後に他店の方が安いと知った時は、開封前で1週間以内ならば返金に応じてくれる店もあるようですが、小生にはそこまでの勇気がなく、今のところそのような経験はありません。

 

 反対に、価格交渉によって最初の価格よりも1万円安く購入出来て、得して喜ぶこともたくさん経験していますが、どういう訳か1万円損した時の方の悪い記憶が強く残ってしまうようです。この現象を心理学の本で調べて見たところ、「損失回避の法則」というようです。


 
 人間は得することよりも損をすることに強く反応するということです。一説には、得することと損をすることには、心理的に2.25倍の差があり、1万円の損をした悔しさと2万2500円を得した喜びと同じくらいのインパクトがあるそうです。その結果、利益のための行動よりも、損を避ける行動の方が起こしやすいそうです。

 

そして、3つの条件における人間の行動が実証されているそうです。

 

❶利益が得られることが確実な時は、その利益を逃すことを損失と感じる


❷損失を被ることが確実な時は、損失をできるだけ少なくしようと考える


❸損得両方の可能性のある時は、利益を得ることよりも損失のリスクを回避する

 

これは老化という損を回避する商品ですか?

 「損失回避の法則」はマーケティング戦略にもに活用されており、商品の販売促進の施策になっています。

 

購入しても損は絶対にしないと思わせる販売手法
→気に入らない時の全額返金、無料お試し期間など


購入しないと損をすると思わせる販売手法
→数量限定や期間限定の特別価格と購入特典など


購入すると損を回避できると思わせる販売手法
→老化を回避できる商品、定期購入割引など

 

このように整理してみると、実はそうだったんだという気づきとともに、どれもおなじみの手法で笑ってしまいました。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。