北陸地方の地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
【No.】 375
【ストレッサー】 福袋に悲喜こもごも
【内容】 初売りの福袋を店舗で衝動買いしてしまい、中身を見てから必要のないもので損をしたとがっかりする
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 店舗のチラシなどで事前情報を確認の上、できるだけ中身のわかる福袋を選び、後悔しないと覚悟の上、買うようにする
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】正月になると、いろいろなお店が福袋を用意して、目玉商品として販売しているところがあります。小生は、若い頃は福袋を見ると、購買意欲が衝動的に起きて買ってしまうケースが多かったような気がします。得をしたと思う時や、損をしたと後悔する時もありました。あたかもギャンブルをしているような気分になり、血が騒ぐのかもしれません。
今までに一番損したと思うのは、小学生6年生の時に日用雑貨のお店で買った福袋でした。1000円で福袋を買ったのですが、中身は知らないブランドのシャンプー1本だけでした。他店では1000円で販売しているもので、要らないものを購入して損をしたと思いました。
1000円のものを1000円の福袋に入れるお店の神経がわかりませんし、恐らく、売れ残り品だったと思われました。驚いたことに、弟も同じ福袋を買っており、お互いに顔を見合わせて「福袋じゃなく損袋だね」と苦笑いをしていました。
一方、一番得をしたと思った福袋は、10年くらい前に某スーパーで購入した福袋かなと思い出しました。金額は500円でしたが、500円分のお菓子と500円のお買物券(商品券)がついておりました。要はお菓子500円分が実質無料ということでした。10個くらい買いたい衝動に駆られましたが、ひとり1個という制限もあり、瞬く間に売り切れました。
30年くらい前に、福袋を作る側の仕事をしたことがあります。いわゆる店舗の売れ残り品を中心に在庫をかき集めて、中身の総額の定価が福袋金額の2倍以上になるようにしていました。店舗の在庫以外にも、メーカー側の余剰在庫で安く提供できるものを加えることもありました。さらに取引のあるメーカー各社から福袋協賛金なるものをいただき、店舗が赤字で売ることがないように、しっかり利益が出るようにしていました。
恐らく、どこのお店も赤字を出して福袋を売っているところはないような気がします。利益はしっかり取っていると思われます。そういうことを踏まえながら、上手な福袋の買い方はどんな方法かなと考えたことがありました。
店舗で後悔しない福袋の買い方
❶チラシなどで事前情報を得ておく
👉衝動買いを極力避けて、チラシやネットなどで福袋の内容を確認した上で購入するようにします。
❷できるだけ中身のわかる福袋を買う
👉いくら購入額の2倍以上の内容であっても、不要なものが入っていたら、その分差し引くと損をしてしまうこともあり得ます。2倍以上という金額だけが先走りしないように、冷静に考えてみるのもいいかもしれません。
❸内容のわかっている福袋はメーカー名を聞いてからにする
👉家電品では製品の内容がわかっているものがありますが、メーカーの好き嫌いのある製品では、店員さんに聞くとメーカー名をポロリと漏らしてしまう人もいます。
❹服はサイズごとに分かれていても自分にピタリと合うか確認する
👉服は中身が見えてしまうものもあり、店員さんに聞いて、同じメーカー品で同じサイズのものがお店に展示しているか確認し、あれば展示品を試着してみます。
👉5年ぐらい前に、紳士服店で福袋の中に見えるジャケットの試着を申し出たら、福袋の中から取り出して試着させてくれました。小生にピタリとサイズが合ったので、他にもワイシャツ2着と靴下3足が同梱されて5000円の福袋を購入しました。
❺福袋の総予算額を決めておく
👉例えば総額で3万円までにするとかあらかじめ決めておき、現金で3万円だけ持って買い物に行くようにします。
❻お店で福袋を買うか買わないか迷った時は買わない
👉迷って買ってしまった場合、失敗して損をしたと思ってしまうと、想像以上にダメージが残ります。買う時は必ず、はずれても後悔しないという強い意志が必要です。
❼福袋は朝から長時間並んでは買わない
👉店頭に開店前から並ぶ場合は、待っている自分の時間給を計算して、その金額と福袋の購入金額と合計して得するかどうかを考えてみます。お金と時間の両面から見ることで、福袋を購入する価値があるかどうか冷静に考えてみるのもいいかもしれません。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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