【No.】 192
【ストレッサー】 世話好きとお節介の境界線
【内容】 困っている人に手助けをして感謝されることもあれば、同じことを他の人にしてムッとされることもあり悩んでいる
【分類】 B 人間関係
【効果】 ★★★
【対処法】 相手の表情をよく見ながら、相手の立場や考え方、価値観に寄り添ったアドバイスかできているかを常に考えるようにしたい
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】 目の前に困っている人がいると、小生はいろいろと手助けをしてしまう質で、その結果、相手から感謝されると世話好きなのかもしれません。ところが、同じような行動を他の人にして「ムッ」とした表情をされることもあり、お節介をしてしまったのかなと反省をすることがしばしばあります。
お節介とは「他人のことに対して、出しゃばって余計な世話を焼くこと」、世話好きとは「世話をすることが好きで、進んで人の面倒を見る人」という意味のようです。お節介は、相手の気持ちを無視したお世話、世話好きは、相手の気持ちを汲んで思いやってのお世話というような解釈をしていました。いずれも、自分にとっては親切心でしていますが、受け手によって大きく解釈が変わるということでしょうか?
親切心というのは、相手に伝わって初めて報われるもので、相手の年齢だったり、考え方や価値観の違いがあるので結構難しい問題があります。相手がこれをしたらどう思うかを考えた上で行動を取った方がいいかもしれません。ある程度気心の知れた相手であれば、そういうことができるのですが、見ず知らずの人に対しては判断が難しいことです。
結構、小生の周りにはお節介な人がおり、ある意味反面教師になってくれています。お節介な人の特徴としては、空気が読めなかったり、心配性な人、自分の価値観を押しつける人、正義の味方気取りで自信過剰な人などがお節介な行動を取りがちです。本人にはお節介をしているという自覚がなく、小生のように悩むことがないようです。
小生が被害に遭った場合は、「自分でできますよ、お気遣いいただきありがとうございます」と丁寧にお断りをするとか、お節介な人には弱みや悩みを見せないようにします。単なるおしゃべりな人だったら、有益になる話以外は聞き流すようにしています。
自分がお節介にならないための対処法
❶自分からはアドバイスをしない
困っている人を見ても、何もしないのは辛いかもしれませんが、相手から聞かれた時に初めてアドバイスするようにすれば、お節介にはなりません。
❷相手の表情をよく見ながらアドバイスする
話の内容に相手が引いたり、興味を示さなかったり、反論をするようでしたら、お節介になっている可能性があるので、それ以上は話を進めないようにします。
❸相手のためになっているアドバイスかよく考える
単に自己満足をするための発言である場合もあるので、常に、このアドバイスは相手のためになっているのかどうかを考えるクセをつけておくといいかもしれません。
❹相手との関係に合わせてアドバイスをする
人によって考え方や価値観はそれぞれ違います。たとえ、相手が自分と考え方が合わなくても、自分の考えがいつも正しい訳ではなく、相手の考え方を尊重しながら話を進めていくといいかもしれません。あくまでも主人公は自分ではなく相手なのですから。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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