ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.180 ストレス対処法 曖昧な上司指示で部下混乱

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No.】 180

【ストレッサー】 曖昧な上司指示で部下混乱

【内容】    直属の上司の指示が曖昧で意味や意図することが伝わらず、部下たちが全員混乱してうろたえてしまっている

【分類】    D 仕事

【効果】   ★★★

【対処法】  報連相のやりとりの証拠を残し、同僚や他部署の人たちとの横のつながりを結束し、その上司と仕事以外は距離を置く

【ストレッサー型】 5 ヘトヘト疲労困憊型

 

【解説】 かつて働いていた会社で、直属の上司の指示が曖昧(あいまい)で意味や意図することが伝わらず、部下たちが全員右往左往(うおうさおう)するといった困った経験がありました。曖昧な表現を使ってたくさんの業務の指示を出したり、指示の重要なポイントが明確でなかったり、優先順位がはっきりと示されず混乱させられました。

 

 こちらから優先順位を確認しても、すべて重要だという回答しか得られませんでした。スケジュール管理が苦手だったようで、部下たちは仕事の優先順位も示されずに深夜まで無駄な残業をさせられました。

 

 中途入社の上司だったために、部下たちの実務内容が理解できていなかったのは仕方ないのかもしれませんが、実務を理解しようとしない姿勢が見え見えでした。何かトラブルが起こった時に、臨機応変な対応ができない人だったみたいで、慌てふためいている様子が見て取れ、部下の責任ではないのに部下を責めることしかできなかったです。

 

 そんな様子を見て小生が有益なアドバイスを提案しても、自分のプライドを優先し、部下からのアドバイスを聞き入れてくれない態度でした。「何か問題が起こったら誰が責任を取るんだ」というのが口癖でしたが、結局、部下の仕事に責任を持つという考え方ができない上司でした。

 

 今振り返ると、コミュニケーション能力が低い人だったのかなと思います。そして、仕事の内容がわかっていなかったから、曖昧な指示しか出せなかったのかなと思います。その上司の立場だと、他部署との調整を行なったりと、社内の人とコミュニケーションを取るのが重要な仕事だったと思いますが、調整役は部下にすべてを丸投げしていました。何かその部下がうまく調整できないと、自分の責任にはならないように部下の責任に転嫁していました。

 

その時に行った対処法としては下記5点を思い出しました。


 
連絡のエビデンスを残す
いつも「言った言わない」とか「そんな話は聞いていない」で揉めるので、指示を受けたことや報告をE-Mailで送って証拠を残す。


同僚同士で結束する
部下のメンタルに負担が相当かかるので、いろいろと相談し合うことで、お互いに不満や悩みに共感してもらえる相談相手として結束すると、心の励みになります。


他部署との連携
曖昧な指示が仕事の妨げになることもあるので、影響の出る他のチームや他部署などとの「横のつながり」を強化して、いざという時のために情報共有しておく


上司の上司に相談する
上司のマネジメントのやり方に問題があったので上司の上司に相談することによって、状況が改善される可能性があります。 しかし、上司の上司(役員)も聞く耳を持たなかったので、人事部に相談しました。


上司との距離を置く
仕事で必要な最低限のコミュニケーションだけを取り、プライベートな話は避けて、できるだけ関わらないよう距離を置くようにしました。

 

自分では優秀な上司だと思っていたようです。

 

 現在、大きな会社ではこういう上司はもういないと思いますが、同族企業にはまだいるかもしれません?!

 

いつもお読みいただきありがとうございます。