【No.】 282
【ストレッサー】 3カ月残業200時間超え
【内容】 ソフト開発を担当し、趣味のような仕事だったので、疲れに気がつかずに残業が月200時間を超えてしまう
【分類】 D 仕事
【効果】 ★★★★
【対処法】 その時に気づいていなくても、長時間残業は心身が疲弊してしまうことを自覚して、残業時間をしっかり管理する
【ストレッサー型】 5 ヘトヘト疲労困憊型
【解説】 かつて、ヤフーが運営するWebサイト作成サービス「Yahoo!ジオシティーズ」というのがあり、趣味でホームページを作りました。物流センターがあった頃から昼休みを利用して、1年がかりでホームページを完成しました。原稿完成時には、ホームページ作成ソフトを購入してWordからコピペで移植してアップロードしました。
文字数にして70万文字を超える大作になり、単行本にしたら5冊分の量になりました。当時は1日1500文字から2000文字くらいのペースで作成していました。余談ですが、本日のストレス解消法のブログが282話目になり、1日1000文字を超えたくらいが平均文字数とすると、ざっくり本日までは30万文字程度です。これは単行本にしたら、約2冊分に相当します。
そのホームページ作成の経験が仕事に活かせることになるとは思ってもみませんでした。MMK(マルチメディアキオスク)端末上で紙芝居のように展開される画面遷移が、ホームページの作成方法と全く同じでした。TOPページからボタンを押して次の画面が出て、さらにボタンを押して次の画面になったり、戻るボタンを押して元の画面に戻るという一連の流れが、ピラミッド状に展開されているのです。
当社コンテンツのMMK(マルチメディアキオスク)端末上のソフトに関しては小生が作成することになりました。特にデザインソフトは使わずに、パワーポイントで画面200枚分の紙芝居のような画面遷移を作り上げました。趣味と仕事のコラボレーションが起こりました。小生自身もビックリしたのですが、部内の同僚ふたりと部長までも驚いてしまいました。
そして、その小生の作成したデザイン原案に基づいて、商社系列のシステム開発子会社が、本番用のデザインを完成してくれました。ボタンや挿絵の画像は、マイクロソフトが版権を持っているためそのまま使えなかったので、うまく逃げるように作り直してくれました。小生の原案通りに1文字も違わずにイメージ通りに完成していました。
その約200画面が実際に動くようになっていて、ボタンを押すごとに展開されていく画面遷移を見て、これは間違いなく小生の作成したシステムだという実感を得て嬉しくなりました。部の他のメンバーからも出来の良さを褒められました。
昼間は営業なので外出することが多く、パワーポイントの作業はほとんどが残業時間を使っていました。他にも広告用のチラシをパワーポイントで作成したり、いろいろ付随する複雑な作業もありました。気がついた時には、3カ月間も連続して残業が毎月200時間を超えるような事態になっていました。
平日の睡眠時間も少なかったような気がしましたが、眠らなくても大丈夫と思っていたのかもしれません。仕事が趣味になってしまったこともあり、疲れをほとんど感じないでいたような気がします。しかし、心身が疲弊してしまっていたことは、後になってから気がつきました。今振り返ると、仕事を趣味にしてはいけないと反省をしています。(つづく)
いつもお読みいただきありがとうございます。
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