【No.】 402
【ストレッサー】 資材調達担当の仕事倍増
【内容】 2カ月経過して仕事に慣れて余力が出来た頃に、課長が見逃さずに担当量がほぼ倍増されて不安になってくる
【分類】 D 仕事
【効果】 ★★★
【対処法】 追加された部品の仕入先は黙っていても納品してくれるところだと気づき、ルーティン業務では問題なく対応できると考える
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】資材調達の仕事は、小生の仕入経験が活かされて順調にこなしておりました。何と言っても、課長が担当していたので、仕入先に対するしっかりした指導が行き届いており、課長と同じやり方を進めることを心がければ、あまり苦労はしませんでした。
毎日8時半になると、資材調達部の全体朝礼がありました。司会は係長以下全員が輪番で日直をして進行していきました。その後は、各課で朝礼があり、課長が課員から当日の予定や問題点を報告させて、課長はそれぞれ適切な指示を出していました。
その後、9時前後から個人ワークがスタートしました。9時になると、各仕入先が営業を開始するところが多かったので、11時半までの約2時間半を納期管理の仕事をメインに進めました。仕入先各社に電話を入れて、注文している部品の納期確認をしました。
納期管理は、3000件以上ある注文残リストに基づいて行いました。仕入先別の注文残リストを主要な仕入先10社くらいに渡して、納期回答を記入して返却してもらいました。この方法は課長から教えてもらい、1点1点電話で確認しなくてもいいので、効率よく納期管理ができました。とは言え、注文が少ない仕入先には電話で確認しました。
午後は12時半からスタートでしたが、13時から17時までは仕入先との商談の時間にしました。1時間刻みでアポイントを入れて、原則1日最大4社までにしました。主要な仕入先には週に1回定期商談をしていました。
中でも、製品本体の中を配線している電線部品が一番大変な思いをしました。部品点数も一番多かった電線加工メーカーの営業担当者には、ほとんど毎日来社してもらいました。設計変更がしょっちゅう起こり、本日注文書を発行して翌日に欲しいというのが数えきれないくらいありました。
ほとんどが設計ミスで、旧仕様で製作してしまった場合は、買取義務がありました。一応、建前では次回の新機種で使用するということになっていましたが、ほとんど使い道がなく廃棄されてしまったと思われました。新製品の開発期間が短かったようで、設計担当者は長時間労働を強いられていたようでした。
そんなことで、2カ月くらいで資材調達の仕事にも慣れて、小生に余力ができた頃を見計らって、課長は見逃さずに、担当部品を増やされてしまいました。他の課員3人から担当部品を2割ぐらいずつ引継ぎ、注文残が5000件以上になってしまいました。部下の仕事の負担量の様子をよく観察している課長の力量には驚かされました。
担当部品が約2倍近くになりましたが、すぐに慣れてあまり負担には思わなくなりました。ほとんど納期通りに部品を納入してくれる仕入先が多かったので、黙っていても部品が入ってきました。
通常のルーティン業務では、担当部品が倍に増えても、ほとんど影響がなかったように思われました。しかし、納期前倒しの納入要請などのイレギュラーな業務が発生すると、担当部品が増えた分の苦労がのしかかってきました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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