ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.397 ストレス対処法 忙しすぎて暇がない会社

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No.】 397

【ストレッサー】 忙しすぎて暇がない会社

【内容】    入社した会社の部署では、勤務時間中は雑談がほとんどなく、みんな忙しそうにしている姿を見て驚いてしまう

【分類】    C 仕事

【効果】   ★★★

【対処法】  郷に入れば郷に従えということわざを思い出し、とりあえず様子を見ながら自分も何とか対応することを心がける

【ストレッサー型】 5 ヘトヘト疲労困憊型

 

【解説】小生にとって3社目の会社は、東京都23区内にある当時の東証一部上場企業でした。自宅からはドアトゥドアで50分程度の通勤時間で、量販店の通勤時間1時間15分よりも短縮されました。しかし、製造業なので始業時刻が8時半スタートで、朝の通勤電車の混雑が大変でした

 

 満員電車の混雑は凄まじく、最悪は閉まったドアの窓に顔を押しつけられたり、カーブに差し掛かると、車両の傾きによって乗客にどーっと押されて体中に圧力がかかってきました。中には倒れてしまう乗客もいたことがありました。まさに通勤地獄を味わい、通勤だけで半日分のエネルギーを費やしてしまうような状況でした。

 

 さて、入社初日は金曜日で、上司の50代の資材調達部長が小生をいろいろな部署の方々に紹介していただき、全員の名前を覚えきれないほどの人数でした。そして、土日を挟んで次の月曜日に出社したら、紹介していただいた部長の直属の上司である取締役がいなくなっていたという驚きの展開でスタートしました。

 

 その会社の仕入の仕事はシステム化されており、システムの内容を理解しなければなりませんでした。そのために約1カ月間、管理課で専用システムを使った研修などがありました。小生の直属の上司は6歳年上で、半年ほど前に係長から課長に昇格し、元々は廃業したメーカー出身の人でした。

 

 小生の今度の仕事は、量販店の時とは大きく異なり、製造メーカーの生産ラインで、製品に使う部品や材料などの資材調達をする仕事でした。製品を構成する部品は、「部品表」というリストがあり、部品の注文書は「部品表」に基づいて発行されました。簡単に言うと、すべての注文は自動システム化されておりました

 

 製造業の場合、注文した部品の数量を納期通りに指定場所に入れないと、生産に支障が出てしまうことがありました。製品は部品が1点でも欠けてしまうと、完成品にはならないと教えられました。例えば、ネジが1個でも足りないと、お客さんに商品として出荷できないということです。

 

 各担当者は、「注文残リスト」という帳票を印刷して、納期順に注文が出ていてまだ納品されていないリストに基づいて、発注先に納期の確認を電話で1点1点していました。部品が納品されると、自動的に「注文残リスト」から消える仕組みになっておりました。ひとりあたり、2000件から3000件の「注文残リスト」を抱えており、全件を確認するのは大変な作業になりました

 

仕入先に注文した部品の納期確認は大変な作業でした。

 

 そんなこともあり、そこの会社の人たちは仕事中は雑談がほとんどなく、みんな忙しそうにしていました。これは異質の文化で驚かされました。真面目と言えるのかもしれませんが、息がつまってしまうような雰囲気になっておりました

 

 管理課は課長は男性でしたが、係長以下は全員女性で6人在籍しておりました。そんな中で小生は研修しておりましたが、隣の課には大学新卒の男性がおり、時々管理課の女性と雑談しているのが聞こえてきました。どうやら競馬好きで、競馬の話をするのが多かったのが、小生の心を安堵させてくれました。

 

 さらに、新卒の男性と同じ課には、小生より1歳年下の係長がおり、小生とウマが合いました。その他にも小生と同じ年の係長が2名いました。そんな訳で、小生が係長で入れたのは、同年齢の人たちがみんな係長ということで、周囲とのバランスを配慮していただいたのだと気づきました。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。